28b7c871.jpg  ネゼ=セガンが指揮するブルックナー(Anton Bruckner 1824-96 オーストリア)の交響曲第8番ハ短調WAB.108。1889-90年第2稿のハース版による演奏。

 とてもソフトタッチなサウンド。ソフラン仕上げのような演奏。とにかくメロディーを美しく、そして感情豊かに歌い上げる。
 ブルックナーじゃないみたいだけど、やっぱりこれもブルックナー。
 好きずきが分かれるな、これ。私はもっと骨っぽいのがいい。
 「春の祭典」ではあんなに私好みの演奏をしてくれていたのに、意地悪ね、ぷんぷん。

 にしてもこの指揮者、果たして私好みなのかどうか、さっぱりわからんくなってきた。

 2009録音。ATMA。

 ところで日曜日に自宅に帰ると、“怒帝王”はくさっていた。

 しばらくご主人にかまってもらえなくて機嫌を損ねていたのではなく、本当に腐っていた。根元から。それはピータンの白身部分がいよいよもって腐ったような色合いだった。
 鉢の土は乾いていたので水のやりすぎによる根腐れではない。
 どう考えても病気だろう。それとも2年続けて花を咲かせたので、もういいやって気分になったのだろうか?

 かろうじて株立ちのなかの2つが、根は腐っていたものの、まだ地上部の茎にまで異変が上がって来ていなかったのでカットして挿し木してみた。
 この次帰ったときにはどんなふうになっているのか……