新たな“あまぞん”である。
Amazomからの再確認のお知らせ
Amazom.co.jp をご利用頂き、誠にありがとうございます。
商品つきまして只今更新致しました。
過去、AmasonやAnazonからも、注文を受け付けましただの商品が入荷しましただの、ご親切な案内メールが届いたが、今度はAmazomである。
このような丁寧なお知らせは注文者サイドすればとても安心できるが、問題なのは注文した事実が、いや事実どころか想像、妄想、予感すら私にはまったくないことである。
今回は勇気を奮って本文末尾にある“詳細はこちら”というリンクをクリックしてみた。
“大人の出会い”とかなんとかいうページに飛んだ。
あっ、そうか。商品っていうのはここに登録している飢えた女性(その本名は皆サクラという)のことで、その顔ぶれが更新されたってことか。
いけないいけない、早とちり。そういえばこのAmazomの場合は、注文うんぬんとは一切書いてなかったわい。
最近届いたスパムメールをもう1通ご紹介。
葛城美佐子様からメッセージが届いております。
普段お世話になっている『加持仏具店の青葉茂』に荷物を預けましたので明日にでもお受け取り下さい。
なんかようわからんけど、なんなんでしょうね?
青葉茂って仏具店よりは造園会社が似合いそうですか……
この意味深な書き方は、荷物が“ロウソク線香詰め合わせ”なんかじゃない雰囲気を醸し出しているが、はて?
まあ、いいや。
せっかくだから青葉ネタ、じゃなくて葬式関連作品を。 ハーバート・ハウエルズは、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの存在に隠れがちで、日本ではほとんど紹介されないが、イギリスの重要な作曲家のひとりである。特に合唱曲に優品が多く、1935年に9歳で没した息子を悼んで書かれた《楽園讃歌》は、ソプラノ、テノール、合唱とオーケストラによる彼の代表作である。ところがその前身となった無伴奏のレクィエムの存在は、長らく秘められていた。初めて公開されたのは、作曲者が死ぬ3年前の1980年ことである。
全6楽章よりなるこの曲のテクストは、『ローマ・ミサ典礼書』のレクィエムの一部と『詩篇』第23章、『詩篇』第121章、及び英国国教会の『祈禱書』から取られており、これらのテクストについて彼は「人間が味わう無情の悲しみとそれに動じない希望についての古人の熟慮であり、すべてがこのレクィエムにふさわしい」といっている。
曲は合唱が主体で、それにソプラノ、アルト、テノール、バリトンのソロがごく控え目に入る。教会旋法が使われているところもあり、イギリスの古くからの伝統に即した手法の作品。第1楽章「世の救い主」は『祈禱書』から取られており、第2楽章は『詩篇』第23章、による。第3楽章は『ローマ・ミサ典礼書』のレクィエムの最初の言葉により、第4楽章は『詩篇』第121章で、「我、山に向かいて目を上ぐ」と唱うバリトンのソロで始まり、最も明るい。第5楽章は再び第3楽章と同じ言葉が使われており、全曲の中でも、ひときわ感動的。第6楽章は『祈禱書』の「我は天からの声を聞く」が使われている。
井上太郎著「レクィエムの歴史」(河出文庫)に紹介されている、ハウエルズ(Herbert Howells 1892-1983 イギリス)の「レクイエム」(1936)についての記述である。
ここに書かれているように、ハウエルズの名を知っている人はそう多くないだろう。「クラシック音楽作品名辞典」(三省堂)でも、この作曲家は取り上げられていない。
ついでにいうと、アンダーラインを引いた箇所は、たぶん“の”が抜けているに違いない。第2版のときに“の”が入っているといいな、いいね、いいのぅ……
ここにも書かれているように、曲は穏やかで慰めに満ちたもの。
ベルリオーズやヴェルディ路線の対極にある。
もっと知れ渡ってほしい作品だ。って、私が願うのは変か……?
私が聴いているのはピッツェッティの「レクイエム」のときに紹介したディスク。
Toll指揮カメラータ・ヴォカーレ・フライブルグほかの演奏。
2000録音。ARS MUSICI。
新館入口(2014.6.22~)
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