2c139718.jpg  先日シルヴェストリによるショスタコの交響曲第5番を取り上げたが、今日はショルティを。

 立て続けにこの2つの演奏を聴くと、録音技術の進歩をあらためて思い知らされた。

 そのショルティ指揮ウィーン・フィルによるショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の交響曲第5番ニ短調Op.47(1937)。

 たとえばシルヴェストリの演奏とはずいぶん違う。アクがない。“七味とうがらし”さんがショルティのショスタコ演奏を直線的と表現していたが、まさに言い得て妙。

 あんまり難しいこと考えなくてもいいんじゃない?このメロディー、このサウンドに心ふるわせましょうよ、って演奏。とはいえ、無機質でドライなわけじゃない。小ぎれいな店で、それなりに美味しい料理を味わっているような感じ。

6a0bc760.jpg  重厚な響きから透明な弦の歌まで、どこをとっても美しい。
 アプローチも素直と言えるのだろう。

 ただし、「なんかさぁ、ショスタコっぽくなくね?」と感じる人もいるだろう。
 この演奏を標準盤にしていると、ショスタコの別な面、裏の顔がいつまでも見えてこないかもしれない。

 でも、これはこれで名演だと私は思う。個人的にはかなりコーフンするです。いけないですか?機能美の極み。

 1993録音。デッカ(TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION Vol.10)。

555ecc13.jpg  このディスクにはカップリングで交響曲第1番ヘ短調Op.10(1924-25)が収められているが、若々しさ炸裂の演奏。ショスタコもこの曲を書いたときは、余計かつ深刻な騒動に巻き込まれるなど考えていなかったわけで、そういう点ではショルティのイケイケ演奏がはまっている。
 こちらのオーケストラはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。
 1991録音。ライヴ。

 さて、昨日は幸い天気も崩れず、冬に向けての庭の準備をすることができた。

 たまたまこの日の北海道新聞朝刊に冬囲いのことが載っていて、耐寒力をつけるためにも囲うのは11月下旬が良い、ただし土がしばれて(=凍って)支柱を刺しにくくなることもあるので、支柱を先に立てておくと良い、と書いてあった。

035796d9.jpg  そうだよな。まだネットで覆うのは早いよな。
 にしても、このソヴィエトのおばさんがた、寒さには強そうだよな。

 そしてまた、支柱などをとめるには結束バンドを使うと便利と書いてあった。

 なるほど!確かに便利だ。ロープと違って、ネットの網目を通すのも簡単だ。安いし。

 床屋に行った帰りに、その筋向いのスーパーの中にあるダイソーで結束バンドを買った。
 安かった。といっても均一価格の105円だが。

 こうして、すべてではないが支柱立てを終えた。
 庭の様子のビフォー&アフターが載せた写真である。言わんくてもわかるだろうが、上がビフォー、下がアフター、中が結束バンドを使った様子である。

 つーことで、それでもふだん体を動かしてないせいか、昨日の夜から筋肉痛である。
 だが、今日は朝から雨が降っている。無理して働いて良かったではないか!