555eea7a.jpg  あまり私の私生活には関係ないことだが、今日12月14日は赤穂浪士が吉良邸に討ち入りした日である。そう忠臣蔵である。

 元禄15年12月14日のことだそうだが、今の暦でいうと1703年1月30日に当たるという。そんなこんなではあるが、12月14日に討ち入りのスペシャル・ドラマが放映されたりしているし(おや、本日は見当たらないな)、数日前に乗っていた地下鉄が通ったばかりだが、赤穂浪士が葬られている泉岳寺でも12月14日に義士祭が催されているそうだ。

 忠臣蔵と言えば芥川也寸志がNHK大河ドラマのために書いたテーマ曲が有名だが、今日は芥川ではなく、ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード(Leningrad)」(1941)。

 いやいや、どうか無理に「レニングラード」を「ちゅうしんぐら」と読もうとする空しい努力はなさらないでおくれやす。

 ゲルギエフ指揮マリンスキー劇場管弦楽団&ロッテルダム・フィルによる2001年のライヴ録音。

 だからそれが討ち入りと何の関係があるのかって?
 
 ない!

 吉良邸に赤穂浪士が攻め入ったように、レニングラードにナチス軍が攻めよって来たということで、そこは阿吽の呼吸でご理解いただきたくお願い申し上げますれば候。

 さて、この演奏。結構話題になったものだ。

 そしてまた、私もすばらしい演奏だと思うが、じゃあもろ手をあげて「ブラボー!ブラボー!ブラッボゥ~!」って感じるかというと、そうではない。

 オーケストラは、よく訓練された軍隊の隊列のように統率がとれている。
 ゲルギエフのこのコントロールはさすがだが、やや抑制し過ぎと思えなくもない。
 2つのオケの合同演奏とだが、その割には(どれぐらいの人数がステージに並んだのかわっからないが)そうスケールが大きいわけではない。
 マッチョ系と評されることが多いゲルギエフの演奏だが、もちろんナヨナヨ系では決してないものの、この演奏ではそれほどミオグロビンが活躍している感じがしない。
 うん、つまりはテンションが上がらない。しっかり締まっているのに、である。
 このちょいとワケがわからないジャケットのおじさんみたいに、どこか何かが違うように感じるのだ。だから良い演奏ながらも、もどかしさが残る。

 たぶん、たぶんですよ。ゲルギエフはこのとき(はるか12年前)、このシンフォニーをどう持っていくか決めかねてたんじゃないかと思う。
 そのわりには良い演奏なんだけど。

 にしても、このおじさんが持っている書面。なんでタイトルにぼかしが施されているんだろう?
 て、このおっさんいったい誰?

 タワレコのオンラインショップに載っているジャケット写真は軍人さんだったのに(やはり左右2分割で左は遠景、右はアップ)、いつベートーヴェンもどきにデザイン変更したのだろう?写真に何か問題があったのかな?

 関係ないけど、ファミリーマートの“ファミから”はなかなか美味しいことを、先日の出張中に食べてしまって知ってしまった。

 昨日の昼の便で帰って来たわけだが、空港では「雪のため羽田空港に引き返すこともあります」という条件付きの出発となった。

 ところで、私が乗った便ではないが、どうして毎度毎度「ANA〇〇便で〇〇へご出発の〇〇様。当便は間もなく出発いたします。いらっしゃいましたらお近くのANA地上係員にお申し付けください」と、呼び出される迷惑千万な人が居るのだろう?
 そして、地上係員と一緒にジョギングよろしく搭乗口へとニタニタしながらやってくるわけだ。
 これがJRだったら有無を言わさず出発時間になったら置いてきぼりにする。当然だ。
 昨日見たオバサンはその便の出発時間をすでに3分ほど過ぎていた。
 機内で出発を待っている人が気の毒である。
 そしてまた、私も、私の妻も、私の子供たちも、絶対こういう迷惑はかけないタチである。

 そうそう、今回の出張で東京勤務時代に一緒に仕事をしたお姉さん(実際私より歳が上だから、お姉さんなのだ)と顔を合わせたが、「あぁら、ちっとも変わらないわね。顔もツルツルね」と言われた。
 馬油を塗っている効果かとも思ったが、単に汗をかいたあとだったしギラギラしていて気色悪いという意味だったのかもしれない。
 そのお姉さんは大きなマスクをしていて、大いに変わったのか、そんなに変わってないのか、私にはわからなかった。