be694c9f.jpg  フェドートフが指揮したボロディン(Alexander Borodin 1833-87 ロシア)の交響曲第2番ロ短調(1869-76/改訂'79)。オーケストラはサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団。録音年の表記なしだが、“ADD”である。

 いまさらながらだが、CDに表記されているADDというのは「アナログ録音、デジタル・ミキシング、デジタル・マスタリング」のこと。DDDとなると、すべてがデジタル処理されているということであり、またAADだと録音もミキシングもアナログということになる。

 話を戻して、フェドートフの演奏。
 バスが足りない!

 いやいや、観光乗合自動車業界の悩みじゃなくて、低音が不足しているということ(バスといえば、森崎博之主演のミュージカル「KACHIBUS」の公演が金、土に当地で行われたが、満員御礼だったそうだ。最初はチケットの売れ行きが悪くて心配されたようだが……)。

 最初に聴いたとき、スピーカーシステムのウーファーが断線してしまったかと思った。が、深呼吸して冷静になってみるとウォークマンで聴いていたことに気づいた。
 つまりスピーカーがどうのこうのという問題ではない。

1d5a26dd.jpg  多分に録音のせいだろう。寿司でもないのにシャリシャリしている。
 アンプのトーンコントロールで低音を目いっぱい絞り、高音のつまみを右に回しきったときの音みたいだ。
 ただ、それに加えてオーケストラの編成の関係もあるのかもしれない。
 とにかくコントラバスの音が乏しい。

 響きにコクがない。間違ってお湯を入れる前にソースをかけてしまった焼きそばUFOのようだ。茶色に濁ったお湯を捨てたらほとんど味気がない。
 とにかく、まったくもって魅惑のボロディン・サウンドが鳴り響いてこない。  
 toを抜き取って代わりにseyeを入れりゃ、もしかしたらガツンとやってくれたんだろうか?
 解:(Fedotov-to)+seye=Fedoseyev。

 いやいや、フェドセーエフのを聴いたことはない。
 そもそもフェドセーエフってボロディンの交響曲を録音しているのかも、考えてみれば考えたことがなかった(変な日本語だが、間違ってはいないはずだ)。

 そこでちょいと中断……

 ↓
 ↓
 ↓

 おぉ、第2番のCDがあるではないか。
 でも廃盤……
 おや、アマゾンでは新品がある。
 しょうがない、注文するか……
 と、ミイラとりがミイラになった(変じゃない日本語だが、適切な用法かはわからない)。

 でも、フェドートフの演奏は全体的にリズム感が良いし、第3楽章の叙情性なんてなかなか素敵。
 この軽さ、朝に聴くのに向いてるかも。

 レーベルはClassical Records。そのまんまだ……

 先日初めてSUBWAYのサンドイッチを食べてみた。
 ハムサンドだ。

 ちゃんとしたハムが3枚も挟まっていて、野菜も新鮮(に感じた)。
 お値段はやや高めだが(おにぎりなら3~4個買える)、某コンビニの正面から見える切り口にはブルボン“ルマンド”の断面みたく薄切りのハムがミルフィーユっちゃっているのに、端の方はスカなサンドイッチとは偉い違いだ。
 美味しかったけど、でも、同じ金額ならやっぱご飯ものにすりゃあよかったと少しばかり後悔もしている。お箸の国のヒトだもの……