東京の図書館で「アンネの日記」やそれに関する本が破られるという事件が起こっている。
どうやらユダヤ人迫害というのが、破られた本に共通するテーマなようだ。
犯人の狙いは何か?
はい。なんなんでしょうね?わかりません。でも、いずれにしろ、いやぁ~な感じがする。韓国や中国はこれに絡めて右傾化だのなんのとまたあれこれ報じているらしいし……
私は育てていないがバラにもアンネの名を冠した品種がある。その名もズバリ“アンネのバラ”である。いや、それだけの話だ。奥行きがまったくなくて申し訳ない。
ユダヤ人作曲家は少なくないが、12音音楽を確立したシェーンベルク(Arnold Schoenberg 1874-1951 オーストリア→アメリカ)もその1人。シェーンベルクの父親も母親も、端的に言えば“両親とも”ってことになるが、ユダヤ人だった。
しかし、ウィーンで生まれたシェーンベルクはカトリック教徒として育てられる。が、のちにベルリンに移住した際にプロテスタントに改宗した。
さらに1933年。ナチスのユダヤ人迫害に反発してユダヤ教に改宗した。
今日は、彼が本格的に12音音楽で書いた最初の管弦楽作品で頭を抱えていただきたい。
「管弦楽のための変奏曲(Variationen fur das Orchester)」Op.31(1926-28)である。
ICチップのように緻密だったりテンションが上がったりするのだが、やはりよくわからん。変奏以前に、私にはまず主題があたかも変奏のよう。浴槽の中に浮遊しているごみを手ですくい取ろうとしてもなかなかできない。そんなもどかしさが。
そもそも、主題の前にイントロダクションがあるのがコトを複雑にしている。私には。
そのあとの9つある変奏が、変奏なんだか変装なんだか、はたまた変相なんだか、頭が変になりそうなほど把握しづらい。と言うのはオーバーだが音楽を楽しむたぐいのものではない。そこに存在する音響に酔っていただきたい。もし酔えるなら、の話だが……。でも、酔えると思いますよ。いろんな楽器が鳴るから。しかも、気づいたときには変奏じゃなくてフィナーレに入っているし……
宮下誠は「20世紀の音楽 クラシックの運命」(光文社新書)のなかで、こう書いている。
完全な12音技法で書かれた変奏曲。12音技法の基本は以下の通り。まずオクターヴ上の任意の1音を選びそれを基音として最初に置き、残り11の音を任意に並べて12音による音列を作る。これにはそれを反行させた反行形、逆行させた逆行形、反行の逆行形の3種類を加えることができる。すなわち1つの音につき4種類の音列ができるわけだ。これがオクターヴ上の12の音すべてにおいてできるわけで、計48種類の音列が生まれる。これに基づき、さらに音列をさまざまに組み合わせることで曲ができあがる。
こう書くとひどく機械的な音楽に思われるかもしれないが、基音の選択など作曲家の感性に依存するところも大きく、決して血も涙もない音楽にはならない。曲はきわめて厳格な変奏曲であるが、エモーショナルな感情表出も見られる名曲である。
血とか涙の量はよくわからないけど、すっごく良い演奏だということはなぜかわかるブーレーズ/シカゴ響の演奏を。
1991録音。エラート。 変奏でも変装でもないが、もう1人の岩崎ミチさん。
いえ、先日ご紹介したのと同じ人です。
でも、前回のは“2004年撮影時”というキャプションだったのに、今回のは“2005年取材時”となっている。まあ年が明けたとしても(それも1月だから)年齢は同じ87歳でおかしいところはないが、この間に「記憶力が確かで言葉も行動もハツラツとしている」のが「計算パッパッ」にグレードアップしている。しかも87歳なのに“回転抜群”だという。何の回転が抜群なんだ?トリプルサルコウにトリプルループ、ダブルアクセルなんか跳んじゃったりして……(書いててだんだん自分が愚かに感じてきた)。
それよりなによりこちらの広告、本文では岩崎ミチさんのことにまったく触れられていないのが不思議である。
プロフィール
MUUSAN
クラシック音楽、バラ、そして60歳代の平凡ながらもちょっぴり刺激的な日々について、「読後充実度 84ppm のお話」と「新・読後充実度 84ppm のお話」の2つのサイトで北海道江別市から発信している日記的ブログ。どの記事も内容の薄さと乏しさという点ではひそかに自信あり。
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© 2007 「読後充実度 84ppm のお話」
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