医療が驚くほど発達していたなら今年300歳を迎えるC.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88 ドイツ)の「6つのチェンバロ協奏曲(6 Concerti per cembalo)」Wq.43(1771)から、第4番ハ短調Wq.43-4,H.474。
この作品についてはここで触れているが、失礼ながらWq.183のシンフォニアのついでという扱いだった。
が、この曲、やっぱり良いのである。
私はとろっとしちゃうのである。
長いもをすりおろしていたときにも、思わず手を手を止めてしまった。
何が良いって、最初からそのメロディーにやられてしまうのだ、私は。脳殺……!
ま、CPEBの作品って、たいていはしょっぱなで勝負をかけてきて、ほとんど私は全敗状態なんだけど……
第1楽章の哀愁、憂い、切なさ、物悲しさ(同じようなこと並べてるだけか)。第2楽章はより深く悲しみに沈む。第3楽章で幸せを感じさせるメヌエットとなるが、それはつかの間。第4楽章は、あの第1楽章が音を上げて(ランクアップとかいう意味じゃありません)再び現れ、全曲を統一する効果をあげている。なんて計算高いんでしょう?(別なメロディーが思い浮かばなかったわけではあるまい……)。
4つの楽章が完全に独立しているのではなく、A-B-C-A'って形にしたんでしょう。たぶん。
J.S.バッハのチェンバロ協奏曲は技巧的にもっと凝っているのだろうけど、メロディーの魅力や回帰効果でみれば、この曲は父親のものに負けないものだと思っている。
今日は、シュタイアーのチェンバロ、ヘンゲルブロック指揮フライブルグ・バロック管弦楽団の演奏を。
1990録音。ドイツ・ハルモニアムンディ。
このディスクには他に「シンフォニア」Wq.182」から第3~5番(6曲からなるこのシンフォニア集の中で特に私が好きな第2番と第6番を意地悪にもはずしてくださっている)と、華々しいオーボエ協奏曲変ホ長調Wq.165(1765。チェンバロ協奏曲変ホ長調Wq.40(1765)のオーボエ版)が収められているが、いずれも響きが豊かですがすがしい演奏だ。
オーボエ・コンチェルトのソロはヴェスターマン。

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