庭の雪もかなりなくなったので、一部のバラの冬囲いを日曜日にはずした。
恐れていた現象が起こっていた。2つ。
1つは雪の重さで枝が、それも根元近くから折れていたということ。
もう1つは、やはりノネズミに食われていたことである。
2つというのは被害の現象であり、数ではない。
すべての冬囲いをはずしたとき、自分が悔しさのあまりひざまずいてしまう姿が目に見えるようだ。
それでも、赤い新芽を目にすると、心が赤い新芽を見たときのようにうれしくなる。 にしても、ノネズミの被害をどのように防げばいいのだろう?
積雪前に庭の何か所かに置いておいた紙袋入りの殺鼠(さっそ)剤は、まったく無傷で残っていた。
殺鼠剤よりもバラの樹皮の方が美味しいということだ。私も試してみたくなる。
撒き餌(実は毒入り)に見向きもしないとなると、この際、猫を飼うしかないのか?
でも、そのためには外で飼わなきゃ意味がない。
猫が私になつくとは思えないし、私も猫になつけるような気がしない。姑との同居に耐えるがごとく、猫と同居したとしても、こいつがネズミを追いかけてくれるという保証はない。私の方がネズミ捕りを命ぜられるかもしれない。ミヤゥッ!って。
そもそも私は犬の方がはるかに好きだ。こんな私にも媚をうってくれるドッグが好きだ。あんたなんて私より劣っているのよみたいな目で私を見る猫は苦手なのである。
どうしたらよいか、難しい問題だ。
ただ、私は雪の中、あんなに寒いにも関わらず、そしてクマさんなんか冬眠中でおとなしくしている期間なのに、アクティヴにピョコピョコと庭を横切っていたモジャ公の姿を思い出し、何らかの罰を与え、処刑しなければならないと心の底から思っている。
処刑といっても残酷なことは私にはできない。せいぜい、頼むからどっかに行ってくれと説得工作を試みるしかない。
ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)のバラード「ステパン・ラージンの処刑(The Execution of Stepan Razin)」Op.119(1964)。 この作品については過去記事をご覧いただきたいが、ムソルグスキーの影響を受けているとされる。そのためかどうかはわからないが、未開民族の宗教儀式で唱えられる、人間の奥底に潜む野蛮なエネルギーが吐き出されるような音楽である。処刑が題材なので、緊張感と恐怖が全編に横たわっているが、曲の閉じ方がやや中途半端な印象である。
今日はアシュケナージ指揮ヘルシンキ・フィル、ラトヴィア国立合唱団、シェンヤン(バス)の演奏を。
2013録音。ONDINE。
このCD、「ステパン・ラージンの処刑」の次には「ゾーヤ(Zoya)」の組曲が収められているが、その平和的な始まりとのギャップが大きい。海苔わさびおかきを食べたあとに森永マミーを飲んだような感じである。ご理解してもらえないかもしれないが……
新館入口(2014.6.22~)
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© 2007 「読後充実度 84ppm のお話」
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猫を愛するLimeさんには、ちょいと申し訳ない書き方ですいません。で、犬のマーキング、盲点でした。