で、ブドウ糖負荷試験体験記である。
8:30に病院に行く。
まずは左腕から採血。
空腹時の状態を調べるためだ。
そこでガラス瓶(写真はイメージです)に入ったちょっと気の抜けたサイダーのようなものが紙コップに移され、それを飲まされる。
前日の21時以降絶食しているのでもっとがっつくかと思ったが、そこは紳士な私、ハイボールを舐めるように優雅に飲んだ。
ここからが時間との闘い。じゃあなくて、正確な時間ごとに採血する。
サイダーを飲み終わったのが8:41。
次の採血は9:11である。
「5分前までに戻って来てくださいね」と看護師さんに言われたが、この時間ならコンビニとキオスクぐらいしか開いてない。しかもタバコもまだ吸ってはいけない。だからそのまま待合室にいた。
案外30分経つのは早いものだ。トムとジェリーのある1日の3本立てを思い起こしていたら、20分ぐらいは経った。あとは時間調整で次回の予告編を思い出せばいい。
9:11。第2回目の採血。
今度は右腕。
次は30分後の9:41。また待合室で待つことにした。
9:41。第3回目。両腕に穴を開けてしまったので、次はお尻かなって思ったが、再び左腕だった。
次は60分後の10:41。
さすがにまた待合室に、しかもこれまでの倍の時間いるのは受付の人たちにも悪いと思い、行くあてもなく外出。
といっても、まだビックカメラも東急百貨店も開いてないわけで、駅の本屋に行き糖尿病関連の本をぱらぱらめくり、そのうち10時を過ぎたので東急に行ったが用事もなく、でもちょうどよい時間になったので病院に戻った。
最後の採血は予期していた通り、やっぱりも一度右腕だった。
結果は早ければ午後にわかると言われたが私は午後のJRで帰らなきゃならないわけで、後日医師と面談することになった。褒められるのか説教されるのか微妙なところだ。
病院をあとにした私はESTAの10階に行き、まずは喫煙所で立て続けにタバコを2本吸い、そのあと四川飯店に行って担々麺を食べた。これまでの私だったら検査後の解放感からご飯とのセットを注文するところだが、私は変わったのだ。単品注文にした。
そして、これまたJRの発車時間まで時間があったのだが、なんとか時間をつぶし、帰って来た。 帰りのJRの中でキーシンが弾いたラフマニノフ(Sergei Rachmaninov 1873-1943 ロシア)のピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30(1909)を聴いた。
小澤征爾指揮ボストン響による1993年ライヴ。
実は私があまり好んでいない演奏だが、ブログにそのうちアップしようとウォークマンの中に入れていたのだ。いくら開放的な気分になっていたとはいえ、これを聴こうと思うなんて魔が差したとしか言いようがない。
キーシンのテクニックは完璧とも言えるもの。が、それ以上のものが伝わってこない。
なによりキーシン&小澤は、全体的に音を抑制気味にし、さらにテンポはもったいつけるような遅めのもの。なんとなく抒情的に感じなくもないが、そんなの表面的な疑似抒情。命が吹き込まれていないような仕上がりだ。特売が定番となっている、大豆の味がしない水っぽい豆腐のよう。
ゲルギエフとの第2番では、やっぱりキーシンの情感不足ではあったが、ここまでひどくなかった。
また第3番では、先日ボレットの独奏、フィッシャーの指揮による演奏を紹介したが、知名度、有名度ではキーシン&小澤の方がずっと高いだろう。が、演奏は逆。
知名度に惑わされちゃいけないのね……
ソニークラシカル。
あっ、上の瓶たちの写真、わが家で見られる光景ではありません。
私、ビン収集の趣味ないですから。
骨董品屋に飾っていたものです。売り物だったのかどうか知りませんけど……
新館入口(2014.6.22~)
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© 2007 「読後充実度 84ppm のお話」
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「イメージ写真」っていう使い方は、すっかり定着しているように思います。