174455a3.jpg  公私ともになかなか忙しい近ごろの私。

 “近ごろの”でいまだに思い出すのがモンクの作品の誤訳。しつこくてすまんけど。

 今日はこのあと駅前からバスに乗って空港に行き、羽田に向かう。バスで向かうのではなく飛行機に乗り換えるのは言うまでもない。

 今回の出張は、関係者多数と行動を共にするが、羽田についてまず行なわなければならないことはお昼ご飯を食べることだ。気が緩んでご飯を完食しないように注意しなければならない。

 その体重だが、先日の朝、66.0kgを記録した。
 が、その翌日の夜、中華料理店での会食があり、節制したつもりではあったが、中華好きの私はやはりいつもよりは食べてしまったのだろう。翌朝の体重は66.6kgに増えていた。666ってろくでもない悲劇が起こる前兆のようで嫌である。

 そして、前兆どおり、66.6になってしまった日の昼は諸事情から焼肉屋に行くことになり、何人かが大ライスを頼む中、私は普通ライスを頼んだものの、普通っていう日本語の概念を覆すよな盛りのよさで、5口分残したものの、いつもよりは食べすぎてしまった。
 それだけのせいではあるまいが、翌日の朝は66.8kgに増量していた。まっ、自ら招いた悲劇だからしょうがないが……

 今日の話に戻すと、午後は会議があって、夜はみんなでお食事。
 状況的に焼肉はあり得ないものの、中華料理じゃないことを願おう。

 明日は朝から会議。午後の便で帰る。
 
 マゼール/フィルハーモニア管弦楽団によるマーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第6番イ短調「悲劇的(Tragische)」(1903-05/改訂1906。その後たびたび管弦楽配置を変更)。

 この演奏は同じマゼール/POの第3番の演奏のアプローチに似ているように思う。
 そしてまた、悲劇度は高くなく、マゼールはマーラーの激しい感情の起伏の罠にはまっていない。
 じゃあ何の変哲もないかというと、そこは曲者マゼール。

 容姿もそこそこの良い人に見えるが、実はけっこうなむっつりスケベみたいな演奏。
 ところどころに妖しさが垣間見える。
 あっちこっちに異界への落とし穴が口を開けている。
 平凡なようでいて実は平凡ではない、お嬢さんお気をつけなさいと言いたくなる存在だ。

 ティンパニがボァ~ンとしていて締まりがないが、これも意図的なんだろう。

 なお、第2楽章にスケルツォを、第3楽章にアンダンテを配置している。
 
 2011年ライヴ。signum。

 なお、先ほど体重計に乗ったところ65.8kgという表示がされた。
 昨夜は、菊水の知床ざるそばも食べたのに、である。
 と、けっこう自慢して本日の〆とする。