協会ではなかった。
だからといって、教会でもなかった。
境界だった。で、教戒を医者から施された。
ブドウ糖負荷試験の結果である。
悪けりゃ電話で報せてくるはずで、連絡が来ないから大丈夫だったか、あるいは中途半端に悪かったかだと思っていたが、ちぇっ、中途半端に悪かったわい。
医師に呼ばれて診察室に入ると、「MUUSAN、この間の結果だけど、なんでもなくはなかったわ」と言われた。
バチがあったのだ。若杉のマーラーのブドウをけなしたから、そのバチがあたったのだ。
今回の検査では4回採血したのだが、コトを簡単に説明すると、血糖負荷前、つまり空腹時血糖の値は105mg/dl。正常者は100未満、糖尿病だと126以上である。つまり、わたしはその間に収納される。
一方、最後の採血(負荷後120分後)の結果は138。140未満なら正常で、200以上なら糖尿。ということで、私の場合は正常値。 これらの結果から、私は正常型にも糖尿病型にも属さない境界型という判定を下された。ただ、ネット情報によると、空腹時血糖が110未満なら正常という説もある。こちらの説でいくと、私は正常型に仲間入りできることになるのだが……
また、負荷後30分後、60分後の値の動きから、医者が言うには「MUUSANの場合は遺伝的なものであることは間違いない。年齢とともに、それがでてきたのだろう」という。
遺伝と言われた日にゃ、ぐうの音もでない。
私の母親は堂々たる糖尿病患者である。甘く呪われた血統なわけだ。
となると、ウチの2人の息子にも遺伝するのか?
いや母親からの遺伝ということは、その糖尿遺伝子はX染色体上にあるわけだから、息子には遺伝しない。非難されずに済みそうでよかった。
医者には体重はもうこれ以上落とさなくても良いと言われた(この日は65.4kg。もっともっと褒めてくれるかと思ったが、しっぽを振る暇もなくスルーされてしまった)。薬はなし。運動する ように言われた。運動嫌いの私としては、歩くことを増やすしかない。ちなみに、今朝は雨なので、余計な歩行は回避するつもり……
そのあと自宅に帰ると、キッチンの床にアリが数匹動き回っていた。
甘い私が帰って来るのを待ち伏せしてたのか?
だがたった数匹だけで、列を成しているわけではないので、侵入経路がわからない。
土曜日も朝に2匹発見したが、その後は出没せず。
こういうのがいちばんストレスになる。チクショー!どこから入りこんで来てるんだ?
庭では春先に移植したライラックが、花を咲かせながらも葉がすっかりしおれていた。移植後満足に雨が降っていないせいだ。もうだめかと思ったが、一応たっぷりと水を与えたら翌朝は少しまともになっていた。回復してくれることを願う。
オオデマリやコデマリは元気に開花。この2つの名を書くと、どうしても頭の中で大出真理とか古出万里とかいう女性の名前の漢字が思い浮かんで困る。そんな人、全然知らないんだけど。
バラは今年買ったレディ・エマ・ハミルトンが他のものより大きなつぼみをもっている。例年最初に咲くのはオールド・ブラッシュ・チャイナなのだが、今年はわからんな……。 昨日に続いて、岩城/都響による伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の作品を。
マリンバの安倍圭子を迎えて「オーケストラとマリンバのための『ラウダ・コンチェルタータ(Lauda concertata)』(1976/'79初演)。
この演奏でも岩城はオーケストラを大爆発させるような鳴らせ方はしていない。
岩城宏之は子供のころ木琴を弾いていた。そして打楽器奏者を目指したが指揮者に転向したわけで、打楽器、とりわけマリンバのことは良くわかっていたはずだ。だからマリンバがオケに埋もれないようバランスに配慮しているのだろう。
とはいえ、力不足ということではまったくない。パワフルだが節度をもったオケの鳴らせ方である。
昨日紹介した「文藝別冊」で、井上道義は次のように語っている。
安倍圭子さんは《ラウダ・コンチェルタータ》の最初のコンサートで、オケに対してマリンバが弱い音しか出せなくて、それが自分としては情けなくて、腹立たしかったそうなんですよ。そんな思いもあって、伊福部さんの許しを得て、自分でどんどん音を足していくようになったものだから、カデンツァなんか楽譜に書いてある音と全然違う。指揮者としては「ええーっ!?」と思うんだけど(笑)、安倍さん曰く「こうじゃないとみっともないから」「伊福部さんにはちょっと怒られるけど、やっちゃうのよ」って。
そんなことしてるとは……
安倍圭子さん、すごい……
1990年ライヴ。フォンテック。
新館入口(2014.6.22~)
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