読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

日記・エッセイ・コラム

アベノミクスって、なんでもMIXさせること?♪サティ/貧民のミサ

  消費税とマイナンバーの不可思議な結合
 にしても、消費税の還元を受けるのに、なんでマイナンバーのカードが必要なの?
 この理屈がさっぱりわからない。

 マイナンバーと消費行動とはまったく別物。
 評判の悪いマイナンバーカードを否が応でも普及させようと、消費税の還付に結び付けようとしているとしか考えられない。

 現状でも、レジで課税品と非課税品を判断して会計できるようになっている。
 もちろん店側の体制づくりに費用がかかるが、増税をやる政府がそこにはきちんと助成してあげればいい。
 オリンピックで世界にいいふりをするのではなく、必要なところ、必要なものに国費を使うべきではないだろうか。
 まっ、オリンピックは逆に恥をかいた上に、すでに多額の無駄遣いをしている。
 もったいないね。
 そんななか、財政難だからって消費税を上げる、マイナンバーもそれにくっつけるって、やっぱりおかしいわ。

 また景気は後退するな。

 なーにが、なんとかミクスだか……

SatieCiccolini  お坊ちゃま首相や大臣にはわかるまい
 サティ(Erik Satie 1866-1925 フランス)の「貧者のミサ(Messe des pauvres)」(1895)。

 合唱とオルガンのための作品(ピアノ版もある)。
 
 デルヴォー指揮Choeurs Rene Duclos、Litaizeのオルガンで。

 1970年録音。EMI。

裸足の王様アベベ、そしてあるいは裸の王様……

  今回もやっぱりどこかヘンだった
 世界陸上が終わった。
 あいかわらず織田裕二が、勝手に盛り上がったりかと思えば変な間が開いたりで、つまりは番組の流れを歪めているように私には感じる。
 でも、毎度起用されてるってことは、人気があるってことなのだろう。私には不愉快に映るけど。


 陸上といえば、私がまだ生まれる前のローマ・オリンピックのマラソンで黒人として初めて優勝したアベベの名は、なぜか知っている。そのあとの東京オリンピック(1964)でも優勝したという。
 私は東京オリンピックのあとの余韻で名前を知ったのだろう。


 ローマ五輪のときは靴が壊れて裸足で出場。
 “はだしの王様”と呼ばれたそうだ。
 そう、なぜかアベベの名と“はだしの王様”という言葉が記憶に強く残っているのである。

  高級な靴を履いてるでしょうが……
 一方で、もはや裸の王様になっているんじゃないのかと思ってしまう。人の意見に耳を傾けない(きっと)。反対の意見にキレる(想像だけど)。同調者しか周囲に置かない(たぶん)。

 これだけ多くの国民が不安を抱き、不支持も増えているというのに、総裁選が無投票で決まりそうとは、自民党もまともな政党とは言えなくなってしまった。

 自民党の議員センセイたちは、彼の反対に回ることがそんなに怖いのか?
 いや、怖いんでしょう。あんな記事まで出ているくらいですから。

 目をつけられたら、欲しくてしょうがない良い地位、すわり心地の良い椅子が手に入らなくなるから(それで焦りすぎて裏目に出たのがムトーなのか?そもそもそんなウツワじゃなかったようだけど)。

 でも、あなたたちは国民の意思を反映させるために選ばれたのではないか。
 首相のヨイショをするため、自分の地位や名誉のためにごまを丁寧に擦ることを託されたのではない。
 望んだ椅子の前に、次回は国会に行けなくなるかもしれないっていうのに……。自分だけは大丈夫と思ってるのかな。いや、恫喝、怖いですよね……。でも、それに立ち向かえば、大人気を博すかもしれない。

 そしてまた、当然ながら人事権を振りかざす総裁・首相って、それだけでその立場にふさわしくない。
 で、奥さんも週刊誌ネタになってるようだけど、あれって何?よくわかんないけど……

  “影響はない”って、誰を安心させてるの?
 30日に国会周辺で行なわれた安全保障関連法案に反対する大規模集会。

 これに対し、自民党の幹部は「集会で影響が出ることはない」とコメントしたようだが、これって強い違和感がある。

 多くの人が「影響が出る」ことを願って反対の声を上げているのに、「影響が出ることはない」ってどっちを向いてるのだろう。内輪を安心させコトを収めようとしている言い方だ。
 “影響”って言葉を使うこと自体に、後ろめたさがにじみ出ているようにも思える。
 安保関連法案には怒りをもっているが、一方で、国民は自民党に対ししらけているのではないか?
 「まもぉ~りたい」というコマーシャルの伊調馨みたく。

 ところで、デモ行進については小林よしのりが警鐘を鳴らしている。
 なるほどねぇ、と思った。
 

  自衛官の自己責任?
 ところで8月30日の北海道新聞に載っていた“柳沢協二の安保国会チェック”という連載記事。
 柳沢氏は2004-09年に安全保障担当の官房副長官を務めた、旧防衛庁出身人物である。


 この記事によると、自衛隊が海外で治安維持活動をしているときに武器を使用して相手を殺した場合、武器使用は組織ではなく個人の判断と認められており、その結果、任務中であっても個人の殺人罪として日本の法律で裁かれる可能性があるそうだ。

 つまり武器を使った自衛官個人に責任が押し付けられる。それが今の法体系であり、このこと1つをみても法案が憲法9条の枠組みを逸脱している。

 氏はそう指摘している。


 知らなかった。
 たまらんよ、自衛官は。


 ロッティ(Antonio Lotti 4667-1740 イタリア)のマドリガル、「人類のあやまち(Inganni dell'umanita)」を聴き、恐ろしいことが独裁的に進められないよう祈りましょう(このCDを紹介しているCDショップの各サイトでは「人類の祷ち」と表記されている)。

 ルーリー指揮コンソート・オブ・ミュージックによる、「スカルラッティ&ロッティ マドリガーレ集」に収められている。

 1986年録音。ドイツ・ハルモニア・ムンディ。

ScaelattiAMadrigali


 話は変わるが、ところでまた騒ぎを起こしている大阪の橋本氏。
 いろいろ主張はしているが、どうも信頼できる人に思えない。
 彼もまた、裸の王様って感じ。


 もうマスコミも放っておけばいいのに。

ある意味、生ガキにあたってしまったようで……

Boulez  デザイナーに失礼だ
 それにしても新国立競技場のゴタゴタは、(いまだに続いて入るが)世界に対してたいそうな恥をさらしてしまった。

 新聞やら週刊誌やらを読む限り、どう好意的に見ようとも、やっぱり森喜朗が誠実な人物には思えない。

 ましてやデザイナーの案を、しかも一度は決定していた案を、生ガキ呼ばわりするなんて失礼極まりない。

 どういう品性の持ち主なんだろう。


 安倍首相は「下村大臣に責任はない。すべては私の責任」と、下村大臣が辞める必要性がないことを訴えたが、じゃあ最高責任者の首相はどうする覚悟なんだろう?
 生ガキは、あたったときにはひどいことになるらしいよ。

  年金の50億の方が罪深い
 新国立にはもうすでに60億以上の金が払われているそうだが、それはこっちの都合でキャンセルになったわけで、ある意味しょうがない。契約内容はしらないけど……

 それよりも年金情報流出の対応。これに今年だけで50億円かかるという。
 将来の年金受給額の見込みは減る一方なのに、こんなところで余計な大金の出費。

 今の掛け金は現在の受給者に充てられているという、年金の仕組みはわかる。
 だから理論的には、少子化でどんどん人口が減れば、自分たちの年金分を負担してくれる人がいなくなり、減るかもらえなくなるってわけだが、仕組みはわかるが、そんな理不尽なことってありなのかよってあらためて思う。

 人のためにせっせとお金をボランティアのように払って、で、人によっては受け取った年金を詐欺師に奪われ……


 先日の報道で、昨年度の厚生年金と国民年金は運用がうまくいき過去最高の黒字になったそうだが、とにかく将来安心して暮らせるようにしてもらわなきゃ困る。

  あのとき安全だのなんだのと訴えていたけど……
 簡単に50億だ、60億だ、謝罪するで済まそうとしているが、あまりに大きな国の借金の前に、このぐらいの数字ならと麻痺しているのだろうか?

 オリンピック招致のときに首相は歌をご披露していた。
 苦笑いするしかない光景だった。

 本人はノリノリって感じの笑顔で歌っていたが、こうなってしまうと国内にも海外にも顔向けできないって感じ。

 ツラ無し、カオナシ、おもて無し、である。


 ブーレーズ(Pierre Boulez 1925-  フランス)の「混迷の」、いや、「婚礼の顔(Le visage nuptial)」(1946/89改訂)。
 R.シャールの詩による作品(やや詳しくは→こちら)。


 これからご結婚なさる方、ぜひとも少子化に歯止めをかけてください。
 


 ブーレーズ指揮BBC交響楽団、BBCシンガーズ、ブリン=ジュルソン(S)、ロランス(A)。

 1989年録音。エラート。
 むか~し昔、国立音楽大学のことを、こくりつおんがくだいがくと読んでしまった、若き日のアタシ……
 新国立競技場を、しんくにたちきょうぎじょうって読んだ人……いないよな。

 そうそう、オリンピックはロゴも問題になってるけど、あれって難しいところだ。
 ぱくったのか、かつてどこかで影響を受け潜在化していたものが無意識のうちに顕在化したのか、あるいは本当にオリジナルなのか、判断が難しい。
 万が一、実際にぱくっていたとしても、それは本人がゴメンちゃいする以外、わかりようがない。

 オリンピックのロゴが私のに似ているといったデザイナーは、きっと多額の金を取れると算段して引きさがらないだろうし……

 けど、トートバックの‘BEACH’ってデザイン。
 あれは文字の形といい、色といい、偶然だとしたら宝くじで1等・前後賞に当たるよりも奇跡的としか言いようがない。

老齢集団@946駅前♪デュファイ/あなたは 戦士なのだから

  最初に先頭を切って行くべき人は? 
 「センソーするならアベが行け!」 とシンゾーに対するメッセージを叫んでいた。

 若者たちの声だ。


 場所は釧路の駅前。

 私がエキナカのトイレで用をたし、外に出るとその叫びが聞こえてきた。


 しかし生声のリアル感がない。


 んっ?

 そこにいたのはお世辞にも若いとは言えない老壮男女10名ほど。
 そして、叫び声は三脚の上に置かれたラッパ型スピーカーから発せられていた。

 どこかで若者たちが叫んだものを(あるいは叫ばせたものを)録音し、流しているらしい。


 なんせ、ラッパ型スピーカー。出てくる音は安っぽくてちょいと迫力がない。

 集会はお粗末で寂しいものがあったが(っていうか、関係者以外は足を止める人はいなかったようだ。私も横目でその集団を見ただけですぐにそこから去ったわけだし)、でも、このメッセージ、、、ちょっと笑えたし、うなづかされたし、なんとなく説得力があった。


 この日の夜、私は居酒屋でハツの串焼きを1本食べたことを申し添えておく。

P7160167


 厚岸町愛冠岬にて(上の文と直接関係はないですが)。

  なんだい、飲んべぇの歌かい……
 デュファイ(Guillaume Dufay 1400頃-1474 フランス)の「あなたは 戦士なのだから(Puisque vous estez campieur)」。

 タイトルは戦争がらみっぽいが、実は酒を飲んでるときの歌。
 戦士を前に、ともに良い飲んべえになりたいと歌う。

 ロンドン中世アンサンブルの演奏で。

 このCD5枚組のボックスは、デュファイの世俗音楽全集。
 もともとはオワゾリールの音源が、タワーレコードのヴィンテージ・コレクションとしてリリースされたもので、今谷和徳氏による充実した解説も貴重。歌詞対訳もついている。

 と、ところが、すでに廃盤。
 

Dufay


世界遺産どころじゃないです。あの人のせいで

  世界遺産もなんだかなぁ

20150707AshoroKanban


 足寄の街はずれ(といってもかなり街はずれ)で見かけた看板。

 建てたのは共産党のようだ。

 共産党が好きか嫌いかということは別として、この願いがかなう可能性は、もはや永遠にゼロとなってしまうのか?

  まっ、世界遺産にしたって、このあいだのゴタゴタを見ると、韓国にはめられてまで執着するものなんだろうかと思ったりもする。

  平和はいい。戦争はいやだ
 なんかいやな世の中だね……
 今日、採決を強行?
 世論調査の結果でも、反対や内閣不支持が増えているのに……

 そんなときにふさわしいようなふさわしくないような、山田耕筰の交響曲ヘ長調「かちどきと平和」(1912)でも聴いてみます?……

 湯浅卓雄指揮アルスター管弦楽団による演奏のCDが出ている。

 2001年録音。ナクソス。

まだ午後3時だからね……♪スカルラッティ/猫のフーガ

  昼寝中
 まだ昼下がり。
 だというのに、この居酒屋にやって来る非常識な人間もいるのだろうか?
 そんな輩の立ち入りを阻止するために威圧している忠誠心の高いネコ。

 が、よく見てみると物音にも気づかずに寝ているようで……

P6130124

                         6月13日、むかわ町にて。

ScarlattiRossComp  詳しくは“新館”で
 スカルラッティ(Domenico Scarlatti 1685-1757 イタリア)の「ソナタ ト短調」K.30,L.S.499「猫のフーガ(Fuga del gatto)」。

 猫が鍵盤の上を歩いて鳴ったのをソナタに仕上げたという逸話を耳にしたことがあるが、どう考えてもウソくさい。猫が鍵盤の上を歩いたときになるような音楽を思わせるという話の方がまだホントらしいが、やっぱり無理がある。

 スカルラッティと彼が残したソナタについてはこちらをご覧あれ。

 この曲のためにボックスを買いなさいと意地悪する気はないのだが、お薦めとしてロスによる全集盤をご紹介しておく。
 だって私、これでしか聴いたことがないんですもの。

 1984-85録音。エラート。

 タイトルからして人気が出そうだが、なかなかそうならないのは重く暗い曲調のためだろう。
 「猫ふんじゃった」みたいな曲を連想すると、見事に裏切られる。だいいち短調だもんね。
 
 んっ?
 今日はこっちの曲の方がふさわしかっただろうか……

有識者とは学問があり見識が高い人たちのこと♪CPED/識者と愛好家のためのソナタ

CPEBachTsuruta  有識者とは「学問があり
 6月11日の北海道新聞を読んでいて、同じページに載っていた2つの記事に目が釘づけにはならなかったが、引っかけられた。


 宅配便の20% 再配達に


 ……国土交通省は運送業者の負担増や配達料金値上げにつながる可能性がるとして、有識者らによる検討会を設置し、……


 もう1つは


 電源表示の指針作成


 来年4月の電力小売り全面自由化に向け、経済産業省は今月にも有識者作業部会で、……


 これまであまり気にしていなかったが、有識者ってのはずいぶんと重宝がられ頼られているようだ。

 が、ホントにすべての有識者メンバーがそれにふさわしい知識や資質を備えているのだろうか?
 有識者が言うことがすべて正しいのだろうか?
 そもそもどのような選び方をしているのだろうか?


 選ばれた有識者が必ずしもその方面に有益かつ有効な知識を持った人だとは言い切れないケースもあるんじゃないかと思う。
 いや、有利な結論が出るようなメンバーを集めるから首をかしげたくなるような答えが出ることがあったりするのかもしれない。

 そしてまた優秀な人ほどチームワークを必要とする作業には不向きという見方が一般的だが……
 だから、もしかして、あんまり顔を合わせてないのかも……

  こちらの識者は専門家のこと
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-1788 ドイツ)に、識者と愛好家を対象として書かれた6集からなるクラヴィア曲集がある。

 その6つとは、


 識者と愛好家のための6つのクラヴィア・ソナタ第1集Wq.55(1779出版)

 識者と愛好家のためのロンド付ピアノ・ソナタ集第2集Wq.56(1780出版)

 識者と愛好家のためのロンド付ピアノ・ソナタ集第3集Wq.57(1781出版)

 識者と愛好家のためのロンド付ピアノ・ソナタと自由な幻想曲第4集Wq.58(1783出版)

 識者と愛好家のためのロンド付ピアノ・ソナタと自由な幻想曲第5集Wq.59(1785出版)

 識者と愛好家のためのロンド付ピアノ・ソナタと自由な幻想曲第6集Wq.61(1787出版)


 第4集は7曲からなるが、他はすべて6曲構成である。

 ここでは鶴田美奈子のピアノによる抜粋盤(9曲)をご紹介しておく。
 本作品とこのCDに関しては、こちらの記事も多少は役に立つかもしれないと、識者でない私は自信なく付け加えておく。
 
 2002年録音。ナクソス。


ABに感じる悲しさ、やるせなさ、もどかしさ、そして憤りが音楽誌に

Shostako11Jansons  音楽ファンも憂う首相の君臨
 雑誌「レコード芸術」6月号の“読者投書箱”。

 そこに音楽雑誌としては珍しくいまの政治の動きを憂う投稿が載っていた。
 甲府市の61歳男性の現政権に対する思いである。

 ショスタコーヴィチの交響曲第11番《1905年》を聴いて、いつの時代にも時の権力は、国民の気持ちを汲もうとせず、ひとりよがりの政治をし続けるものだなと、改めて、悲しさとやるせなさと、もどかしさと憤りを感じた。-(中略)-
 どこかの国でも、平和を壊しかねないような政治の暴走が見られ、国民の平和への希求に全く耳を貸そうとせず、戦争のできる国への転換を目指している人物がいる。そのような時、国民は何を成すべきか。ひたすら祈るのみか。それとも、ありとあらゆる手段を駆使して抵抗するべきなのか。第4楽章の最後の箇所で、ベルが鳴らされ続ける。それは私たちに対する警鐘以外の何物でもなかった。
 ショスタコーヴィチのシンフォニー第11番は、現代に生きる者への強烈なメッセージを内包している。それは、社会や国の在り方にまで示唆を与えてくれるのだ。これからも1音たりともおろそかにはできない。

 音楽との関連はともかくとして、今の日本で、ある人にとっては強く思っていること、またある人にとっては漠然と感じていることが、ここに書かれている。

  耳を貸さないのは国民が愚かだから? 
 ショスタコーヴィチ(Dmity Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の交響曲第11番ト短調Op.103「1905年(The Year 1905)」(1957)。

 1905年にロシアで起こった第1次革命を題材にしている。標題をもつ4つの楽章からなる。

 第1楽章 宮廷前広場
 第2楽章 1月9日
 第3楽章 永遠の記憶
 第4楽章 警鐘

 国会答弁で「首相、首相」と自分のことを連呼し、暗に権力を誇示しているように感じられる。
 ヤジを飛ばす品の無さ。このヤジこそがあいてを威圧して我を通そうとする姿勢の象徴に思える。

 育ちの良いお坊ちゃまのたちの悪いわがまま。
 国民に選んでもらったということを忘れているのではないだろうか?
 いや、選ばれたから何をやってもよいと勘違いしているのか?

 でも選挙のときに語られていたのは良いことばかり。
 選ばれてしまったあとは、後出しじゃんけんの様相。

 安全保障関連法案だって、法案が提出されたあとに国会で議論するはずが、議論は煮詰まったという形に持ち込もうとしている。
 法案の内容以前に、その進め方が問題だ。
 これは原発、TPP、基地移設でも同じ。

 「圧政者らよ激怒せよ われらを愚弄せよ」
 第11交響曲の第4楽章「警鐘」は、この歌詞を持つ革命歌のモティーフで始まる。

 ひとりよがりの大将の取り巻き、そしてその意を汲んで出世をめざす官僚。
 その人たちには警鐘が聞こえないのか……

 ヤンソンス指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏を。

 1996年録音。EMI。ショスタコ交響曲全集の中の1枚。


 ※ アーベーツェーデー……。ドイツ語ではABCD……をこう発音する。


価格安い!ではなくて……

BrittenWar  やっぱり感じる違和感
 難しい話はわからないけど、結局A首相ってのはKYの極致なんじゃないかと思う。
 クーキヨメナイのKY。あの人のやってることは、もしかすると日本が戦争に巻き込まれ、クッキー嫁ない、ってなもんでお嫁さんがクッキーも調達できず姑に罵られるってことになるかもしれない。

 いや、みなさん十分お察しの通り、A首相は空気が読めないのではなく、空気を読まないようにしてるんだろう。
 何があの人をこんなに駆り立てるのか、それが疑問で、かつ、怖い。

 私たちは情けない民主党など現野党に票を投じなかった。が、それはイコール自民党を支持したということでもない。しょうがないから自民に入れた。そういう側面はかなり強い。

   いやぁぁぁぁ~、やめてぇぇぇぇ~
 で、その勢いにのってというか、暴走しているのは、ここぞとばかりの強姦のようなやり方。
 この急ぎよう、背後に何があるのか?
 あの勢い、まくしたてる演説、かと思えば妙な笑み……怖い。

 はだかの王様って、童話だけにしてほしいなぁ。

 あ~、「戦争レクイエム」……
 世に悲観してピストル自殺したケーゲルの壮絶な訴えを!

なぜ、あなたは笑うの?

Satie  私に何か落ち度でも? 
 昨日のことだ。

 どっちに向かっていようと関係ないといえば関係ないのだが、私はチカホをサツエキから大通方向に向かって歩いていた。
 チカホはそこそこの人通りだった。みんな陽に当たらないでビタミンD不足にならないのか憂慮するところである。

 向かいから上品な感じの、そしてややかわいらしい20歳代と思われる女性が歩いてきた。
 その女性は私を見るなり、笑った。
 その笑いはスマイルではなかった。思わず笑いをこらえられないという感じだった。ニコリではなく、“うふっ、ニヤリ”ってものだ。
 思いがけずすごいハンサムな人が向かいから歩いてきて喜びを隠し切れない。そんなものでは全然なかった。

 私はすぐに疑った。
 ズボン中央部の“窓”が開放状態になっているのではと。
 瞬時にして、さりげなくズボンを上げる振りをして確認するが、YKKはしっかりとかみ合っていた。

 その間に、もう彼女は私の背後へと歩き去っていた。
 私はなぜ笑われたのだろう。

 頭の上を触ってみる。髪は山姥状態になっていないようだし、知らないうちに鳩がとまっているということおなかった。

 彼女は私を見て笑ったのではなく、私の後ろを歩いている人を見て笑ったのだ。
 そう思うことにした。

  間違えたらそれこそ笑い者に……
 simile。

IMG_20150501_0002 似ているがスマイルではない。
 音楽用語で、“前の小節と同様に”という意味だ。

 例えば、サティの「ジムノペディ」では“ペダルを使え”という指示に続き出てくる。

 演奏中にいきなりにやける奏者がいたら、指示を間違って演奏していると思って間違いない。

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