私の低価買い取られ体験
 最近頻度は落ち着いたが、半年くらい前まで私のパソコンではオーディオ高価買取というウェブ広告が執拗に表示されていた。
 いまどき、オーディオを高価で買い取って、それで商売が成り立つのだろうか?なんだか不思議である。

 大阪に住んでいたときにエッジがボロボロになっていたスピーカー(インフィニティの KAPPA80)の査定を、ネットで調べた「オーディオ高価買取」と謳っている会社に依頼したが、2本で1万円だった(購入時定価は2本で27万円)。
 ずいぶんと安いなと思ったが-せめて3万円以上になるともくろんでいた-出張査定無料とはいっても、来てもらって「その値段なら、ボク、やめます」と言う勇気はなく、1万円で引き取ってもらった。

 このところは、オーディオ高価買取の広告が北海道新聞にもときどき載っている。
 これは先週見かけた道新の広告。

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 『例』で書かれている買取価格は確かに高額だ。なかなかなものである。
 でも、これだけ広告費をかけて成り立つ商売なのだろうか?いや、成り立つから広告を打つのだろう。
 そして私は、あのとき大阪の買取業者(名前は忘れた)に騙された(買いたたかれた)のだろうか?と、いまさらながらにちょっと悶々とした気持ちになった。

  大学時代にお世話になったイシオ西28丁目店
 同じく道新にときおり載る、「カメラのイシオ」の広告。
 「カメラのイシオ」はかつては札幌にかなりの店舗数があった店。
 私が大学1年のときに一眼レフカメラ-PENTAX ME スーパーーを買ったのは「カメラのイシオ」の(はっきりと覚えていないが)狸小路近くにあった店だったし、大学のサークル(植物研究会)で撮った写真を4つ切りなどにプリントするのに利用したのは、まさにこの広告にある「西28丁目店」だった。

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 「カメラのイシオ」の店舗網が急速に縮小していった経緯は知らないし、かつての「イシオ」と現在残っている「イシオ」が同じ経営体のものなのかもよくわからないが、西28丁目のカメラのイシオが存続しているのはうれしい。

  猛犬はカタカナ?漢字?ひらがな?
 こちらは日本農業新聞に載っていた広告。
 熊が人里周辺にも当たり前のように出没していることは怖いことだが、この広告はその熊よけのもの。
 で、私は思う。
 ボタンが『クマ』『熊』『くま』と名づけられているのはどういう意図があるのだろう。
 とっさのときに、どれがどの音だかわからなくならないのだろうか?と。

 『ライフル』『猛犬』『爆竹』じゃ、だめなんだろうか?
 そしてまた、熊は『猛鳥』なるものを恐れるのだろうか?

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 そしてこれも、日本農業新聞に載っていた広告。
 いやぁ、私が子どものころにあこがれた「ウルトラ警備隊」の腕時計型電話(ビデオシ―バー)に近いものが実現化された感じだ。
 って、「ウルトラ警備隊」のことを知っている人もいまや少数派になりつつあるのだろうけど。

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♪ 今日の一曲 ♪
 『ウルトラ対位法』なるものを用いた、ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の交響曲第2番ロ長調Op.14「十月革命に捧げる(To October)」。

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