読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

バルトーク

95歳の意気込みに負けず、私も雪かきに耐える心身を鍛えたいが……

  憧れの高級品を1万円で!
 12月11日の北海道新聞に全面広告が載った。

 保科有里が社長に向かって値下げ交渉(というか甘えた声で懇願)する様子は、多くの日本国民の知るところだが(そんなに認知度が高いということはすごいことだ)、今回の広告には橋幸夫が現われ「すごいぞ!!」と称賛している(橋幸夫は夢グループ所属のアーティストである)。

 すごいのは何か?
 夢グループのロゴ-実にたくましい書体で迫力がある-がしっかりと書かれた「高級5枚刃電動シェーバー」である。

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 どこで製造しているのだろう。
 この広告を見る分にはわからない。
 いや、あくまで「夢グループ」製なのだ。夢を破るようなことを考えてはいけないのだろう。

 洗面台の鏡に映る「夢グループ」のロゴを目にしながら、「すばらしい切れ味だ。私は何と良い買い物をしたのだろう」と、毎日朝からご満悦になれるのかもしれない。

 私?
 いま使ってる Panasonic の3枚刃のシェーバーで特に支障ないので、今回は購入を見送ることにする(ここでいったんブラウンの製品に替えたが、現在はまたパナソニックに戻って使っている。復活させた理由は特にないんだけど)。
 なお、12月15日にも夢グループの大判のチラシが新聞に折り込まれていた。

 北海道新聞の紙面からもう一つ。
 これは2カ月ほど前に掲載された読者からの投稿。

 3日前に、今シーズン初めての本格的な雪かきをした私だが(蜂に刺された手の痛みがかなり無くなってよかった。そうでなければ雪かきもままならなかっただろう)、この先、雪かきがめんどくさいと感じたときには、これを読んで「よし、負けるものか!」と発奮材料にしようと思っている。

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 でも、先週の金曜日に2時間、土曜日に1時間半と30分(2回出動)の雪かきと30メートルほど離れた空き地への雪運びをして、早くも体にこたえてきている私である。

♪ 今日の一曲 ♪
 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)の歌劇「青ひげ公の城(A kekszakallu herceg vara/Duke Bluebeard's castle)」Op.11,Sz.48(1911/改訂'12,'18)。

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冬の間は外でじゅうぶん鍛えられてます♪バルトーク/足踏み踊り

  早くも在庫限り!
 先週の土曜日に DCM(旧姓 Homac)に行き、店内をうろついていたら、スノーダンプ売場に1枚のお知らせの貼り紙が。
 それは、今年の大雪のせいでスノーダンプはここに置いてあるだけで、今後メーカーからの入荷もありません、といった旨の内容だった。

20230129Snow 確かに1月3日には狂ったように雪が降り、その後もしばしば大量の雪は降っているが、まだ1月なのに在庫限りとはなんとも頼りにならない話だ(ちなみに江別市雪情報総合案内によると、1月29日午前9時現在の江別環境整備事業協同組合土木事務所(工栄町)での積雪量は81cmで、昨年1月29日は104cmだった)。

 Homac は去年もギブアップ宣言したが-それは2月後半のことだったが-昨シーズンから進歩していない感じだ。学習機能を働かさなければ。

 今シーズンの私は進歩した。
 過去、去年の2月までは敷地内の雪は庭に積み上げていたが、昨年の大雪ではついに積みきれなくなり、近くの空き地に運ぶようにした。空き地までの往復のことを考えると効率的ではないのだが、どうしようもなくなったのだ。
 そして今年はそのことを踏まえ、シーズン当初からスノーダンプで空き地へせっせと雪を運んでいるのである。そうしておけば、いざというときに庭に積むことができる。
 もっとも、カーポートの屋根から下ろした雪は大量なので庭に積んだままにした(すでに今シーズン2回雪下ろしをしている)。しかし、ベランダから下ろした雪や降った雪はあらかじめ空き地に運んでいるので、その分、庭の雪の嵩が低くおさまっており、昨年よりは雪山は高くなく済んでいる。

 昨年、足の筋力が衰えないようにと「NICEDAY」という器具を買った。

2023NICEDAY

 しかし、雪かき&雪運びをした日は 2万歩ぐらい歩くこともあり、冬の間はここで足踏みする回数は激減している。

 健康器具といえば、先日ヨドバシカメラでこんなのを見かけた。

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 健康を維持するって、体を鍛えるのって、耐えるってことなんだなと思った。

 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)の「足踏み踊り(Topogo)」。
 6曲からなるピアノ曲「ルーマニア民俗舞曲(Roman nepi tancok)」Sz.56(1909-15)の第3曲である。

BartokBarbaro

高松なのに兵庫。その兵庫で讃岐うどん♪バルトーク/ルーマニア民俗舞曲

20191112Takamatsu01  駅の中なのにまだ準備中
 早起きし(といってもいつも並み)JR高松駅に着いたのは午前11時前であった。あっ、申し遅れたが、この前の火曜日は高松に出張したのである。

 朝ごはん抜きで移動したので、何か食べようと思ったが、駅の2階にある飲食店はカフェ以外は準備中。もっとも開いていたとしたって、、その店が悪いわけではないが、わざわざ高松にきて『そじ坊』のそばにすることもないだろう(もう一度言っておくが、私は『そじ坊』は好きである。特に夜に飲みに行くのが)。
 聞いたことのないとんかつ屋もあったが-もちろん準備中-、奥歯不足状態でカツをほおばるのはたいへんそうだ。
 そんなことで、エキナカをあっさりと見捨てた私。

  玉子焼きは欲してない私
 駅を出ると、なんだか私の好きな『大衆食堂』っぽい建物が目に入った。

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 こういう店なら玉子丼とか親子丼、あるいはカレーライスとかがおいしいに違いない。

 が、店の前に行くと、現金しか使えないという『大衆食堂』らしさを残しているものの、それを英語表記していて、けっこうインターナショナルな感じである。
 しかも朝は『朝定食』しかなさそうだ。その『朝定食』はAもBも私の望むべきものではなかった(価格にはそそられるものがある)。

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 ということで、戸に手をかけることを止めた。

 私は繁華街-それは今日会議が行われるホテルがある方である-に向かった。
 途中、セルフのうどん屋と牛丼屋があったが、朝昼兼の重要な食事である。落ち着いて、そしてよく噛んで食べたい。なので、パス。

  なぜかドンキー気分に。無理ならせめてハンバーグを
 このあたりから猛烈に『びっくりドンキー』のハンバーグが食べたくなってきた。
 いや、高松に、ましてやいま私が歩みを進めていいうあたりに『びっくりドンキー』はあるとは到底思えない。あったらびっくりだ。だから、ガストでもよい。とにかく急激に洋食系を欲し始めたのであった。

 たどりついたのは『兵庫町商店街』。
 だが、やはり飲食店の多くはまだ準備中であった。

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 そんななか、小ぎれいで、店内は広そうで、まだすいているうどん店を発見。

  でも王道的にうどん
 ハンバーグの夢を捨て(そして前日の夜、東京の居酒屋で小ぶりな石垣牛のハンバーグを食べたことを思い出した)、その店『さぬき麺業』に入った。

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 まだ店はガラガラだった。私以外には女性2人組の客がいるだけだった。

 テーブル席に着く。
 横の壁を見ると、ドルーピーみたいな人が生気のない顔で、なんとなく(よく確認はできないが)箸の持ち方も怪しげに写っていた。

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 そっか。この人は『えびちくわ天ぶっかけうどん』を食べたのか。
 「それじゃあ」と、私も思い立ちお嬢さんに注文した。
 「親子丼セット!」
 「おうどんは温かいのと冷たいののどちらになさいますか?」
 「温かいの」

 運ばれてきたセットは、双方がハーフサイズ。
 親子丼の親は胸肉。なぜかかなりのつゆだく。
 幸いにも私は箸の持ち方はきちんとしているので(それでも少し難儀しながら)食べることができたが、そうでなければスプーンが必須だろう。

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  感激度は高くなかったけど……
 うどんの味はごく平凡。
 まずくはない。しかし、以前丸亀で食べたうどんのつゆのおいしさは感激のあまりいまでは思い出せないくらいだったのに、感激するほどのものとは言えない。また、私の勝手な思い込みなのかもしれないが、さぬきうどんってもっとコシがあるのかと思っていた。このうどんはいわばやや弱腰。札幌で食べた『丸亀製麺』や『饂飩四国』のうどんのほうがずっとコシがある。
 もしかすると、さぬきうどんと一口に言っても、札幌ラーメンと同じように、単純に「これだ」と決められないバリエーショインがあるのかもしれない。

 ただ、この店は由緒あるようだし、なにしろ善い人か善くない人かはともかく首相までここでうどんを食べているのだ。
 首相も訪問するほどの店ということは、どう考えても警備しやすい造りだったということだろう。

 なお、『親子丼セット』の価格は750円。
 妥当である。
 募集スタッフの時給より安い。つまり1時間働けばこのセットを食べてもおつりがくる。
 そう考えると、やはりあのジンギスカン定食はずいぶんと高い料理と感じずにはいられない。

BartokBarbaro 『松尾愛』ゆえの不満を抱きつつ、今日はバルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)の「腰帯踊り(Braul)」。

 全6曲からなる「ルーマニア民俗舞曲(Jocuri poporale Romanesti)」Sz.56(1915)の第2曲である。

 コチシュのピアノ演奏で。

 1975年録音。DENON。


田園地帯の怪奇大作戦♪バルトーク/木製の王子

AsadaYuukiRinrin  恐ろしい形相で笑う2人2組
 「♪ 山田ぁのなーぁかのいっぽん足のかかしぃ」
 唱歌「かかし」である。

 学校で歌わされた記憶はない。
 でもなんとなく知っているということは「みんなのうた」とかで放送されたことがあるんだろうか?でも、放送するには短すぎるよなぁ。

 ご存じのようにかかしは畑や田んぼに鳥が来るのを防ぐため、本物の人間がそこにいるように鳥をだます人形である

 農作業で人がいるときには鳥が来ない。その衝撃の事実を応用したのである(本州ではイノシシなどの害獣対策にもなるようだが、北海道ではもっぱら鳥防止のイメージが強い)。
 顔が描かれていないものもあれば、へのへのもへじを書いたものもある。

 ということは、鳥にとってみれば人の、そしてかかしの表情なんて関係ない(識別できない)んじゃないかと思うのだが、これはすごい!

 人形は顔が命!かかしは顔で勝負!ってものだ。

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 “カラスもビックリ”って書いているが(カラスは賢いから人の顔色をうかがえるのかもしれない)、私もビックリ。いや、これに突然であった日にゃ、驚きのあまり心臓麻痺を起こしてしまいそうだ。

  よっ!大統領!
 ところで、“鳥追いばあさん”って名前はそのままでよく理解できるし、このネーミング嫌いじゃない。
 が、なぜ大統領なんだろう?
 しかもこの大統領、風が吹けば桶屋が儲かるどころか、目玉がボヨヨ~ン!なのだ。

 ただ、鳥は目玉ものが苦手なようなので、本当にボヨヨ~ン!となるなら、それは効果抜群かもしれない(裏返っていなければ)。

 でも、果樹を見上げたら上にこんなのがいたら、おんな子どもは絶叫し、泣き叫び、夜泣きするだろう。
 私はちびってしまうだろう。

 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)のバレエ音楽「かかし王子(A fabol faragott kiralyfi/Der holzgeschnitzte Prinz/The Wooden Prince)」Op.13,Sz.60(1914-16)。

 ここにも書いたように、むかし(私がクラシックを聴きはじめた1970年代)は「かかし王子」と呼ばれていて、若かりし私は「ヘンな曲名」なんて思ったものだが、いつのまにか「木製の王子」という表記が主流を占めるようになった。

 かかしという言葉が放送禁止用語になっているってわけじゃ(たぶん)ないだろうし、どうしてそうなったのか私にはわからない。


 木製の王子ってなるととっても堅苦しい日本語でしっくりこない。かかしという語句になじみがあるわけじゃないが、「かかし王子」の方が、曲名としては語呂が良い(ただ、かかし=一本足で、差別用語だと唱える人はいるらしい。そういう発想の方がどうかと思うけど)。

BartokWooden ブーレーズ/シカゴ交響楽団の演奏で。

 1992年録音。グラモフォン。

  こちらは恐ろしい体型の大統領
大統領といえば、浅田次郎のエッセイ集「勇気凛凛ルリの色」(講談社文庫。収められてる各話の初出は1994年~95年にかけての週刊文春)のなかの『NGについて』という話は(も、と書くべきか?)笑える!


 浅田次郎氏が自衛隊員だったときのこと。国賓待遇の某国大統領が来日のかたわら自衛隊を視察することになり、浅田氏は臨時に編成された儀仗隊(ぎじょうたい)のメンバーに選ばれた。
 当日の朝になって“名前も聞いたことのない、太平洋上だかアフリカだかのどこにあるかもわからない国の大統領閣下とともに、旧帝国軍人でもあられた宮さまがお出ましになる”ことを知らされ、本番を前に隊員たちはひどい緊張に襲われていた。

 ……
 そしてついに、赤い絨毯を敷きつめた車寄せに、某国大統領とモーニング姿の宮様がお出ましになった。きら星の如きそうそうたる将官たちが後に(したが)っていた。
 一瞥したとたん、(まずい……)と感じた。
 日ざしの中に現れた国賓の大統領閣下は、どう見ても体重二百キロ超、まさにこの世のものとは思われぬ異形の怪人だったのである。しかも純白のおそろしく派手な軍服に、満艦飾の勲章をつけ、顔は常人の三倍は優にあった。
 今ならば私たちは「小錦」という同種の人類の存在を知っている。しかし当時、小錦はまだハワイの少年であった。
 -(中略)-
 絶対に笑ってはならなかった。
 直立不動の隊員たちは、みな低い切ない声で、「うーうー」と(うめ)いていた。誰かが噴けば一巻の終りであった。私は奥歯を噛みしめながら心ひそかに、今この瞬間核戦争が起って、世界が破滅してしまえば良いとさえ思った。
 -(中略)-
 その時、あたりの異常な気配に気付いた列中の古参隊員が、低い、どうしようもない切迫した声で呟いた。
 「……笑うな……笑うなよ……」
 これですべてが終わった。世界の破滅であった。
 -(後略)-


 この話、何度読んでも笑いをこらえるのが、涙目を防ぐのが、たいへんになる。
 個人的“世界が破滅”が起こるリスクが高すぎて、公共交通機関のなかではとても読めない。


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