読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

ピアノ曲

行けなくはないが大変だし、口を閉じた方が良いので、無理せず帰宅

  駅に近づくとアナウンスが。これ、良くないことの証
 3連休明けの今週の火曜日。
 前日の夕食が湯豆腐だったこともあり、目覚めと同時に畜産系たんぱく質を欲した私は、ハムエッグを作りご飯を食べた。
 「さあ、今週も張り切って働くぞ!」という気にはこれっぽっちもなれなかったけど、1カ月間の在宅勤務可能な日数にも限りがあるので、いつも通り 6:32 に家を出た。その7分後に19km ほど離れた場所で事故が起こるとは、このとき想像もしていなかった。

 6:52。江別駅に着くと、何やらアナウンスが。

 何々。6時39分に苗穂駅と白石駅の間で人身事故?
 現在千歳線、函館線のすべての列車が運転見合わせ?

 でも、電光掲示板には 7:03 発の小樽行きは『5分遅れ』の表示。134M 列車にいたっては何の表示もない。つまり、楽観的に解釈すれば正常運転、悲観的に解釈すれば情報皆無で伝えようがない状況。
 変だとは思いつつも134M に乗るべく4番ホームへ。
 いつもよりは少ないものの、数分後には当たり前のように列車がやって来ると信じている人たちがホームに立って待っている。

 そんなとき、人々を不安に陥れる "7:03発の列車はまだ岩見沢駅に停車中" というアナウンスが。じゃあ、全然5分じゃないじゃん。

 そしてスマホで運行状況を確認すると、おやおや、列車はまったく動いていない。
 ということで、いったん戻るために、私はホームの端から駅舎に向かって電車6両分の距離を歩き始めた。
 「私も駅に戻ろうかなぁ」という迷える子羊のような目で、私の行動を見ている人が数名。大学の実習で、牛舎に入ったときに搾乳牛たちに見つめられたときのことを思い出す。

 Kitaca の入場履歴を消してもらおうとすると、駅員さんはあとから乗車するならそのままでいいですよ、と言うので改札機横の抜け道から出た。えん堤に阻まれて川をさかのぼれず、横の魚道を通る鮭になったような気分だ。

 6:40ころに事故が発生したのだから、7時の段階では状況も何もわかったもんじゃなかったのだろう。混乱と錯綜。この日は大学の二次試験の日。「受験生がかわいそうだな」と、善人のように考えたりする(いや、ホントにそう思った)。

 券売機や改札機、待合スペースがある駅舎の中はかなりの人口密度になってきたので、戸を隔てたトイレ側のスペース(前に絵画展をやっていたスペースだ。ここには以前 Amazon の受け取りボックスも置いてあったが、誰も利用しなかったのだろう。すでに撤去された)で列車が来る気配が全然ないホームの方をぼぉっと見ていると、札幌行きの特急「ライラック」がしずしずとやって来て、静々ってくらいだから停まるんじゃないかなと思ったら、やっぱり江別駅に停車した。この先も列車が詰まっていて、先に進めないのだ。

20250225JR_Ebetsu1

20250225JR_Ebetsu2

  非常事態なので、特急に乗ってもいいです
 すると、アナウンス。
 「札幌まで行く方は特急券無しでライラックに乗車できます。途中駅には停車しません。ただ、発車まではしばらくかかります」

 粋な計らいだ。そして、ライラックのドアが開いた。
 多くの人が駆け足でライラックが停まっている1番ホームへと急ぐ。
 いや、ですから発車までしばらくかかるんだってば。あわてない、あわてない。
 6時51分に江別を発車した普通列車だって、スマホの運行状況を見ると野幌駅停車中のまま。

 私はライラックに乗る気はまったく起きなかった。
 いつ発車するかわからないことと、発車しても進んでは停まるって感じの繰り返しだろうし、混んでるから。オシッコしたくなったら困るもんね。

 この段階で、私は会社のスマホから teams で「人身事故で JR がまったく動いていません。今日は遅刻します」とチャットした。わが社はこういう連絡をチャットで行なうことになっている。
 まだ7時半で始業まで1時間半あるが(さらに言ってしまえば、フレックスのコアタイムー必ず出勤していなければならない時間帯ーの始まりである10時まで2時間半あるが)、どう考えても9時までに札幌にたどり着くのは難しいと判断したのだ。
 ライラックに乗りこめば遅刻しない可能性もゼロではないが、上に書いたようにいつ動き出すかわからない車内で過ごす自信も根性もない。

20250225JR_Ebetsu3

 少なからずの人がライラック目指して改札を抜けたので、駅舎の中は少しすいた。そこで私は窓口に行き、先ほどはそのままにした Kitaca の入場履歴を消してもらった。この段階では、私はもう少し様子をみようと思ったのだが、もし気持ちが萎えて家に帰ることになれば、履歴を消しておかないと次に改札から入場しようとしたときに通せんぼされてしまう。

  引き返す勇気も大事
 履歴消去をしながら、駅員さんは運転再開のめどはまだまったくたっていないと言った。
 私の帰巣本能が働き始めた。

 今日は仏滅だし、おとなしく家に帰ろう。
 北海道新聞の「二世・易八大のきょうの運勢」でも、2月生まれは『軽率発言から波紋拡大。今日は口を閉じて』と書いてあった。家にこもって静かにしていよう。

 「まだ運転再開の目途はたっていません。体は冷え、心は萎えたので、今日は有給休暇をちょうだいします」。そう職場の人たちにチャットした。8:15のことだ。結局、わたしは江別駅に1時間半ほど滞在していたことになる。
 そしてまた、この日の札幌駅立売商会(弁菜亭)は、私のような断念組や、JR 以外の手段で通勤・通学・移動した人のせいで、売り上げを落としたものと思われる。予期せぬ売上低下だ。

 帰り道。3丁目通横の跨線橋、その名も「江別3丁目歩道橋」から撮った写真。
 乗車券だけで乗れるように開放されたライラックと、8時ころに岩見沢方面からやって来て、これまたいつ発車できるかわからない普通列車の姿だ。心なしか寂しげに見える。

20250225JR_Ebetsu4

 帰る途中でセイコーマートに寄って、セコマの PB のカップ麺やカップみそ汁を買った。特にこのときに買わなきゃならないものじゃなかったが、なんとなくセコマに寄って気分転換したかったのだ。

 職場の同僚の一人からチャットが来た。

 札幌駅前の新千歳空港行きのバス停のバス待ちの行列が自分が目にした中では過去最長。列は駅前通りで折り返して、さらにグレイスリーの方まで並んでいました。

 そう教えてくれた。
 空港へ移動する人も、今回の人身事故に限らず、しばしばダイヤが乱れてたいへんだ。

 自宅に帰ると、妻は驚かなかった。というのも、もうニュースで JR が動いていないのを知っていたからだ。

 「家を出る前に JR の状況を確認していかなかったの?」
 いえ。事故が起きたのは私が家を出たあとでして……

 そのあとほどなくして、あのライラックが動き出したのを JR のホームページの運行状況で知った。
 あのライラックは江別駅に1時間ほど停車していたことになる。

 結局昼の時点で、午前中の江別駅発の札幌方面への運行列車は1時間に1本程度(四角で囲っているのは遅延。X は運休)。
 7:03発の電車は結局岩見沢から来ず、7:15発も運休。まあ、7:15発(134M)は札幌駅からエアポートになるわけで、こんなときにわざわざ江別まで回送し、江別→札幌間を走らせるわけがない。

20250225EbetsuUnkou

 こりゃ、潔く有給休暇をとることにしてよかった。もっとも、嘱託社員の身だからこう休みがとりやすいが、そうでなければバスに振り替えたり、場合によっては新さっぽろまでタクシーで行って地下鉄に乗り換えて出社したりするはずだ。
 私も現役世代のときなら間違いなくそうしただろう。

 北大や小樽商大は試験の開始時刻を繰り下げるとニュースで言っていた。よかった、よかった。

 昼、江別にある「まるなか」の「蝦夷開拓そば」を茹でて、『冷やし力そば』を作って食べた。つゆは「めんみ」を水で薄めただけ。

20250225MArunakaEzokaitaku

20250225Menmi


20250525Hiyashichikara2

 で、私が思うに、そばと餅を一緒に食べるなら温かいそばの方が合う。作る前からうすうす感じてはいたが、実際に食べてそう思った。いや、冷たいのもおいしかったけど。

 食べているときに昼の NHK ニュースでこの人身事故のことを報道していたが、現場の住所は白石中央3条4丁目。沿線に長野病院があるあたりだ。
 長野病院はよく車窓から目にしているが、あのあたりで事故が起こったということは、鉄道敷地内に自ら入り込んだということ。

20250225NaganoHPTL

 翌日の北海道新聞には『自殺を図った可能性がある』と書かれていた。

20250226Doshin

 翌朝。
 134M となる回送列車は、定時に江別駅にやって来た。
 当たり前に電車が来ることに、あらためてありがたみを感じた。

20250226JR134M

♪ 今日の一曲 ♪
 モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)のピアノ曲《サルティの「歌劇『2人が争えば3人目が得をする』のミンゴーネのアリア『子羊のように』」による8つの変奏曲(8 Variationen über die Aria des Mingone 'Come un afnello' aus der Oper 'Fra i due litiganti il terzo gode' von Sarti)》イ長調K.460(K6.454a)(1784)。

MozartMaman




いったいどこに保存したん?← クラウド上の Google フォトの写真を削除

  いけない指のせいで……
 ニコンのコンデジがワケのわからない故障を起こし、ペンタックスの一眼レフが黒死病を発症してからというもの、不本意ながら写真を撮るときはスマホのカメラを使うことが多い。不本意ながらというのは、スマホのカメラはシャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでタイムラグがあることと、被写界深度が浅いのが気に入らないからだ。
 新しいコンパクトデジタルカメラが欲しいところだが、なんでこんなに高いの?ってくらい、コンデジの価格が上がっていて、ヨドバシでも試しに手に取ることさえできない(どーせ買えないから)。

 もっとも、私が撮るのはお孫ちゃんの写真かブログ用の写真。動きが早いお孫ちゃんの場合は、何十回となくグリーンボタンを押して一時的に黒死病から回復させた PENTAX 機を使うことが多いので、もっぱらスマホのカメラを使うのはブログ用の写真撮影のためってことになる。

 スマホで撮った写真はメールに添付してパソコンに送り、トリミングや明るさ調整、色調整をして使う。ここで使うメールソフトは Gmail である(なお、私は「Google フォト」のバックアップは OFF にしてある。でないと、通信量が勢いよく増える)。
 「Google フォト」で送りたい写真を選び、『共有』をタップ。さらに『Gmail』をタップするのだが、先日私の指が私の意に反して勝手に『Gmail』アイコンの隣の『保存』をタップしてしまった。

202502GooglePhotoSS

 はっきり言って、私はむかしの思考回路から脱却できずにいる人間だ。だから、クラウドだか何だか知らないが、そこに保管するのには何か危険が潜んでいるようで、忌み嫌っている。
 なのに、いけない指のせいで、ラーメンや弁当の写真が『雲』に保存されてしまったのだ。実際、その写真には『雲』のマークが表示されている。

 なんとか消さなければ。
 私は、まるで自分の全裸の写真が流出してしまったかのような焦りを覚えた。

 そして調べた結果、以下の方法で『保存先』の写真を削除できることがわかった。

 「Google フォト」のバックアップを OFF にする。
  ↓
 「Chrome」ブラウザで "https://photos.google.com/login" にアクセスし、ログインする。
 これで「Google フォト」の『WEB版』画面になる。
  ↓
 削除したい画像を削除する。

 以上。

 これで、もしかすると誰かに勝手に共有される可能性がゼロとは言えなくもない、クラウド上の『My Photo』を削除することができた。

♪ 今日の一曲 ♪
 メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn-Bartholdy 1809-47 ドイツ)の「浮雲(The fleecy cloud)」Op.53-2。
 ピアノのための「無言歌集第4巻(Lieder ohne Worte Heft 4)」Op.53(全6曲。1841刊)の第2曲。

deaa5465.jpg



天からのしっぺ返し,または64歳の誕生月を迎えるにあたって

  1月28日午前・記
 札幌駅立売商会の幕の内弁当で今週の幕開けをした私。

 赤いウインナーが、風呂の浴槽に長い時間浸かりすぎたためにしわしわぶよぶよになってしまったアレ *1) のように情けない見てくれになっていた。
20250127Makunouchi1

 でも、心配無用だ。
 レンジアップという刺激を与えると、ほぅら、ピチピチパンパンに!
 「そうか、寒くて縮み上がっていたのね。ぬくもりを与えてあげたら、艶やかに輝く張りのある元気な姿になってよかったわ」と、脳のなかでアホらしくささやいて私は「いただきます!」したのだった。 
   *1) 手の親指。

20250127Makunouchi2

20250127Makunouchi3

 ところで北海道内のニュースや新聞などの報道で繰り返し言われているし、日常会話でも繰り返し言っているので、さらにここで執拗に言うのはいかがなものかと思うが、言おう。
 今シーズン、特に今年に入ってからの雪の少なさは異状だ。不気味なほどだ。

 カーポートの屋根の状況はこうだ(なお、今季は1月2日に家にやって来た長男が1回雪下ろしをしてくれている)。こんな状況なら、「ここはハワイです」と言っても一人くらいは信じる人がいるかもしれない。

20250128Carport

 2年前の1月はこんな状況だった。
 今年の少なさがわかるだろう。

 いかに少ないかは、データを見れば一目瞭然。
 『江別市雪情報総合案内』のサイトの1月28日の更新後の画面。

20250128EbetsuSnow

 今年度の積雪量の線が、まるで役に立たない六十路を超えた男性のあれの角度のようだ *2)
 線が描く下がり具合がアレの角度だとなると情けないが、積雪量の推移グラフとなるとウェルカムである。 
   *2) 個人的な偏った思いこみであり、60歳を超えても元気で立派な人は数多くいらっしゃるようです。

 江別駅のホームも、前日の月曜日にはすっかりアスファルトが露出していた。
 冬になると雪の下になって見えなくなる乗車位置のマークも、春から秋にかけての季節と同じように見えている。

20250127EbetsuSTA1

 なので、雪で覆われて見えなくなって「えっと、この " 7 " と書かれた標識(キロポスト?)から柵の支柱2本分踏切寄りの場所に乗車位置があるから……」と、自分で考えなくても済んでいる。

20250127EbetsuSTA2

 このように、いまのところ雪に関しては楽楽生活の過ごしやすい今冬の江別だが、雪かきもほとんどしていないのに手の指の先は皮膚が薄くなっている感じで(乾燥のせいか?)、指紋が不明瞭。そのせいで、スマホや職場のパソコンの指紋認証によるロック解除やログインに失敗することが多い。いや、これもまた年のせいで、皮膚が薄くなっているのかもしれない。困ったものだ。

  1月28日午後・記
 朝からちょっぴりいやらしっぽいことを匂わせたことを書いているうちに、昼になってしまった。
 いや、心配しないで結構だ。今日は在宅ワーク日だが、やるべきことはちゃんと済ませている。

 昼はラーメン。3玉入りの「菊水」の麺の最後の1玉を茹で、「菊水」のスープでしょうゆラーメン。
 たまには奇をてらってトッピングは「かにかま」。

20250128Ramen1

20250128Ramen2

 北海道にはカニやらホタテやらが載ったラーメンが観光客向けにあるわけだし(私は実物を目にしたことはない)、同じ魚練り製品である『なると』が載ったラーメンは珍しくないわけだから、かにかまを載せたらどんなものかと思って試してみたが、しょうゆラーメンの味にかにかまの味はすこぶる合わないことを、このたび私は学習することができた。

 昼過ぎにこのかにかまラーメン(ちょっと見にはニンジンラーメンに見えるが)の写真をインスタグラムにアップしたら、熊本のフォロワーさんがコメントを寄せてくれた。内容は『私も菊水の麺もスープも好きです』っていうもの。
 菊水の商品、熊本でも売っているんだな、やるなぁ。
 西山といい、菊水といい、がんばってるなぁ。

  1月29日午後・記
 ってなことを書いていたら、この日は朝起きて窓から外を見ると、細かな雪が遠慮がちに降っていた。地面を見ると、しかし、積雪はほんのわずか。

 駅に行くと、ホームに描かれた乗車位置は雪に覆われていたものの、うっすらと見えた。だって、うっすらとしか積もってなかったから。

 春節で札幌駅はいつも以上に激コミかと思いきや、私が 134M 列車で着いたときはいつもよりもむしろ人口密度が低い感じがした。まあ、たまたまこの日はこの時間に空港に向かって帰国の途に就く人は少なかったのだろう。そして、もっと後の時間になると逆に新千歳空港から到着した人たちで混みあったに違いない。

 札幌駅立売商会(弁菜亭)のワゴンに、警察官立寄り所に立ち寄る警官のようにーそういう光景を目にしたことはないがー私は立ち寄り、この日は「日替り弁当A(ミックスフライ)」を購入した。

20250129Mixfry1

 過去にも買ったことがあるこの弁当だが、この日はエビフライのエビが前回よりも太~い気がした。
 そういえばむかし、「君のはふと~い」って堺正章が言うコマーシャルがあったことを思い出した。何が太いかって?シャープペンシルの芯が、だ。

20250129Mixfry2

20250129Mixfry4

 ちなみに、私は高校生のころから、シャープペンシルはずっと0.3mm芯のものを使っている。0.5mmだと、私には太く感じるのだ。

20250129Mixfry3

 で、ご飯の温まり方からすると、特にレンジを長くかけすぎたわけじゃないと思うのだが、タルタルソースが煮立って分離してしまった。なんだか申し訳ないことをした。誰かに謝っていいのかわからないけど。

 そしてまた、そうだ今月で期限切れになるタルタルソースが家の冷蔵庫の中に入っていたなぁってことを思い出した。タルタルソースのハム巻きにでもして、ハイボールのお供にするとするか。

  30日午後・記
 昨日の日中は、強い風に翻弄された雪がときおり降ったり、突然やんだりの繰り返しだった。
 そしてまた、昨日の夜は「MOH 倶楽部」の会合があった。会合を開いた目的、議題、結果概要についてはあらためて書く(と思う)が、20:20ころに宴もたけなわながら『お披楽喜』のお時間となった。
 私は札幌駅20:40発の岩見沢行きに乗って江別に帰ったが、大麻駅あたりから電車の窓にパチパチと雪粒が当たる音が。濁っていて外が見えにくい窓ガラスだが、それでも細かいあられ状の粒の雪が横殴りに降っているのがわかった。

 駅から自宅へと歩く。
 すでに少し積もっている。先駆者の足あとはまだ新しい。

20250129Ebetsu1

 私の美しい顔に嫉妬するかのように、頬に硬い雪粒が容赦なく打ちつけてくる。
 セコマの明かりを目にし、NHK の「ドキュメント 72hours」で初山別村のセイコーマートを取り上げた放送回を思い出す。

20250129Ebetsu2

 セコマに寄って、「MOH 倶楽部」の食事でおなかいっぱいになったくせに「冷たいカップそば」などを買って、そのあと遭難することなく家にたどり着いた。

 翌朝。
 " 今年に入ってからの雪の少なさは異状だ。不気味なほどだ " と書いたせいで、取締役全員が辞任するくらい取り返しのつかないことが起こったみたいに、雪が積もっていた。私に「己のおごりと愚かさを痛感せよ」と言わんばかりに、天は速攻でまとまった雪を降らせたのだ。

 窓のカーテンを開けると、昨日までは雪がなかったベランダの手すりにはこれだけの雪が積もっていた。アルミが見えていたカーポートの屋根も、すっかり雪に覆われてしまった。それもそれなりに厚く。

20250130Morning2

20250130Morning1

 江別雪情報総合案内によると、江別エリアは約20cm の降雪だった。
 そして、積雪量のグラフはバイアグラを飲んで若き日のころに復活したみたいに急角度で上向いた。

20250130EbetsuSnow

 この日も在宅ワーク日だった私は、朝の仕事を済ませ(本当は一日中仕事をしてなきゃならないのだが)、雪かき&雪運び。湿った重い雪で作業は2時間かかった。良い運動になったことには間違いない。
 その間、灯油の定期配送のタンクローリーが来て、運転手さんとあいさつを交わした。運転手さんは「灯油、入れていきますね」と明るく言った。もちろん私も笑顔で「よろしくお願いします!」と答えた。もしこれが「灯油、抜いていきますね」だったら、「そのままお引き取り下さい」と勇気を奮って言わなければならないことになるので助かった。
 それとあたりを回っていたポスティングのバイトらしきおじいさんがウチにも来て、フリーペーパーの「まんまる新聞」を私に手渡しした。束から1部だけ取り出すのに手間取って「滑って取りにくいんだわ」と申し訳なさそうに言い訳した。別に言い訳しなくてもいいのに。きっと私がやっても滑って取りにくいに違いないのだから。でも「私の指先もカサカサなんですよ」と余計な個人情報は言わなかった。

 こんな風に雪が積もったので、週明けの月曜日からは、意識してキロポストから支柱2本分踏切寄りの場所で電車を待つようにしなければならない。

 ところで、(この記事をアップした日に読んでくれている人にとっては)今日から2月だ、如月だ、ふぇぶらりぃだ。
 私の誕生月だ。
 誕生石はアメジスト、誕生花はアネモネ(花言葉は明日の希望)、誕生鳥はオウム。

MurasakiSuisyou

 年金の請求手続きの予約をしなければ……

 もう2月になったというのに、11月20日にハチに刺されたところは、腫れはひき痛みもほとんどなくなったものの、でも円で囲ったあたりにときおり皮膚がつったような感覚があり、痛みも走る。軽く押しても痛い。だからといって強く押したらもっと痛いかというと、軽く押したときと変わらない。

20250129Hand

 蜂毒ってまったくもって怖いものだといまでは思っている。いや、本当に蜂だったのだろうか?私に恨みを持つ何者かが毒薬を注射したとか……。
 確かに蜂が一匹、なぜか家の中を飛んでいた。私はそれを叩き落とした。
 が、それは蜂に刺されたと思わせるために、誰かが放ったものだったかもしれない。事実は中居問題より奇なり、だ。

♪ 今日の一曲 ♪
 ドビュッシー(Claude-Achille Debussy 1862-1918 フランス)の「雪の上の足あと(Des pas sur la neige)」。
 ピアノ曲「前奏曲集第1集(Preludes 1)」(全12曲。1909-10)の第6曲。

c600ef49.jpg



それはウナギの頭のようにたくましくなって……♪吉松隆/11月の夢の歌

  カーテンの開け閉めに注意!
 雪が多いことを嘆き、雪がとけたらタネをまきたいから早く暖かくなれと身勝手なことを考え、野菜苗を植えては「まだ植えつけには時期が早かっただろうか」と悔やみ、夏になると「こんな暑さ耐えられない」と悪態をつき、1カ月ほど前には「急に気温が下がるとは何ごとだ」と天に難癖をつけている間に、今日から11月である。
 今年も残り2カ月。1年が経つのが早い……

 吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953-  東京)の「11月の夢の歌」。
 「4つの小さな夢の歌(4 Little Dream Songs)」(1997)の第3曲。
 今日はピアノ版を。

YoshimatsuP2

 その暑い盛りのころに、ひっそりと花を咲かせていた-というよりは、実をつけていた-ベンジャミンだが、その後不思議なことに、その実はどこかに行ってしまった。1個か2個、床に落ちていたが、他のものは蒸発したかのように無くなっていた。

 ネットには、ベンジャミンが花を咲かせるとそのあとは枯れるという情報もあったが、いまのところ枯れる様子はない。葉が次々と黄色くなって落ちてきているが、これは季節の変わり目のせいだと思う。

DSC_1412

 あのサボテンは、さらに伸びてたくましい姿になった(←ちょっぴりやらしげな形状という意味も来込めている)。こうなると、途中が徒長気味になっているのが惜しまれる。

 そしてまた、鉢の大きさに比べ、背が高くなりすぎている。そのうち引っかけて倒してしまいそうで怖いが、いまの時期には植え替えはしない方が良いに違いないと、作業を先送りすることにした。来春まで倒れませんように!

DSC_1441

 ほかのサボテンたちも元気であることを、あわせて報告しておく。
 この子たちを買った豊中の花屋さんのおじさん、元気かなぁ(いや、私より若いんだけど)。

10月からは早苗別通で夕鉄バスの姿は見られない♪シベリウス/さびしい樅の木

  札幌⇔栗山,夕張への路線を廃止
 3月に夕鉄バスは、

 ① 新夕張駅前⇔栗山駅前⇔新札幌駅前
 ② りすた⇔由仁駅前⇔新札幌駅前
 ③ 栗山駅前⇔南幌ビューロー⇔新札幌駅前

の、札幌(新札幌)と栗山や夕張を結ぶ路線を、今年の10月1日をもって廃止すると発表した。

20230313YutetsuHaishi

 3つのうち、②は江別市内を通らない。大谷地バスターミナルと長沼を経由する。

 ①と③は江別市内を通るが、このうち③が私の住んでいるエリアにある早苗別通を走っている(厳密にいえば、①の新夕張駅前(一中経由)も上江別東町のセコマ側の角を曲がり踏切を渡るところで早苗別通を一瞬走ることになる)。

 となると、10月からは早苗別通で夕鉄バスの姿を見ることはできなくなる(しつこく厳密に言うと、南幌東町⇔新札幌駅前の路線は残るので、この路線の上江別消防署バス停の先の上江別簡易郵便局がある交差点から上述の踏切までは早苗別通を走ることになる。あけぼの団地の路線の便も同様)。

202304YutetsuBusStop

 って、路線図で見ると、

YutetsuRosen

 左上の水色で塗られたバス停がなくなるってことだ(で、なぜ水色に塗られているのだろう?その説明が見当たらない)。

 このバスは私が朝の出勤時にいつもすれ違う栗山高校行き(行き先表示板がきちんと写らなかったのが残念だ。なお、この便は学休日は栗山駅前行きとなる(栗山駅前~栗山高校間運休))。

20230424YutetsuBus

 夕鉄バスは廃止の理由について、乗客の減少や運転手不足、燃料費の高騰などをあげている。もっともな話だ。少なくとも朝見る栗山高校行きは、この場所ではいつも3人か4人の乗客しか乗っていないのが見える。

 そしてまた、新札幌から江別市内まで利用するときに躊躇するのが、路線の複雑さ。
 上に載せた路線図や時刻表(こちらは主要なバス停しか書かれていない)を見ておわかりのように、新札幌駅から江別駅周辺まで乗りたい場合、どの便がどこを経由してくれるのか、逆に言えば、どれだけ回り道をすることになるのかが、わかりにくい。
 これで運行本数が多ければ、きめ細やかな路線ネットワークってことになるのだろうが、少ない運行本数で、あっちに行くのやら行かないのやらは、利用者にとってとても分かりづらい。そこを敬遠して乗る人の数が伸びなかった可能性もある(運転手さんはよくルートを間違えないものだと感心する)。

 去年の冬に帰宅時のJRが人身事故で止まったとき、新札幌から夕鉄バスに乗ったが(あけぼの団地行きだったはずだ)、酪農学園構内に入ったあと伊達屋敷の方に行き、さらに野幌駅南口→あさひが丘入口→野幌バスターミナル→5丁目通とグルリグルリと野幌一巡ツアーのような路線で、ひどく時間がかかった(そして、私は間違って降車ボタンを押してしまったので、上江別消防署まで乗りたかったが、そのまま降りた)。

YutetsuTimeT1

YutetsuTimeT2

 大学生のときも、私は地下鉄新さっぽろ駅から大麻まで夕鉄バスをしばしば利用してきた。
 実はひそかな夕鉄バスファンなのである。

 南幌東町行きやあけぼの団地行きのバスは江別駅周辺でこれからも目にすることができるものの、なんともさびしい思いがする。

 シベリウス(Jean Sibelius 1865-1957 フィンランド)のさびしい樅の木(The lonely fir)。
 ピアノ曲「5つの小品(5 Pieces)」Op.75(1914。「樹の組曲」)の第2曲。

 舘野泉の演奏で。

SibeliusTateno

冬の間は外でじゅうぶん鍛えられてます♪バルトーク/足踏み踊り

  早くも在庫限り!
 先週の土曜日に DCM(旧姓 Homac)に行き、店内をうろついていたら、スノーダンプ売場に1枚のお知らせの貼り紙が。
 それは、今年の大雪のせいでスノーダンプはここに置いてあるだけで、今後メーカーからの入荷もありません、といった旨の内容だった。

20230129Snow 確かに1月3日には狂ったように雪が降り、その後もしばしば大量の雪は降っているが、まだ1月なのに在庫限りとはなんとも頼りにならない話だ(ちなみに江別市雪情報総合案内によると、1月29日午前9時現在の江別環境整備事業協同組合土木事務所(工栄町)での積雪量は81cmで、昨年1月29日は104cmだった)。

 Homac は去年もギブアップ宣言したが-それは2月後半のことだったが-昨シーズンから進歩していない感じだ。学習機能を働かさなければ。

 今シーズンの私は進歩した。
 過去、去年の2月までは敷地内の雪は庭に積み上げていたが、昨年の大雪ではついに積みきれなくなり、近くの空き地に運ぶようにした。空き地までの往復のことを考えると効率的ではないのだが、どうしようもなくなったのだ。
 そして今年はそのことを踏まえ、シーズン当初からスノーダンプで空き地へせっせと雪を運んでいるのである。そうしておけば、いざというときに庭に積むことができる。
 もっとも、カーポートの屋根から下ろした雪は大量なので庭に積んだままにした(すでに今シーズン2回雪下ろしをしている)。しかし、ベランダから下ろした雪や降った雪はあらかじめ空き地に運んでいるので、その分、庭の雪の嵩が低くおさまっており、昨年よりは雪山は高くなく済んでいる。

 昨年、足の筋力が衰えないようにと「NICEDAY」という器具を買った。

2023NICEDAY

 しかし、雪かき&雪運びをした日は 2万歩ぐらい歩くこともあり、冬の間はここで足踏みする回数は激減している。

 健康器具といえば、先日ヨドバシカメラでこんなのを見かけた。

DSC_0899

DSC_0898

 健康を維持するって、体を鍛えるのって、耐えるってことなんだなと思った。

 バルトーク(Bartok,Bela 1881-1945 ハンガリー)の「足踏み踊り(Topogo)」。
 6曲からなるピアノ曲「ルーマニア民俗舞曲(Roman nepi tancok)」Sz.56(1909-15)の第3曲である。

BartokBarbaro

毎年、さむらいは西を向く♪WAM/pソナタ11

202210Sugesse2023  土でなくてよかったね
 ようやく雪解けが進み春が来たと喜んでいたのはほんの少し前のことと思っているうちに、早いもので今日から『(さむらい)』の月になってしまった。
 なんで11月が『士』なんだって?

 小学校のころ習いませんでしたか?なんの教科か忘れたけど、『にしむくさむらい』って。
 つまり、2月、4月、6月、9月、11月が『小の月』(31日までない月)であるってことの覚え方。
 11月は
 十
 一
で、くっつけりゃ『士』になるので(武士の)『さむらい』って読ませるってことなのだ。よかったね、西向く『土』じゃなくて。

 私はいまだに「9月の今月は、えっと西向く士だから、30日までか」と、いい年こいていまだに確認したりしている。

  予定も結果も筋肉も減る
 それはそうと、もう準備しただろうか?
 来年の手帳。

 私は、今年もいつもの博文館新社の「サディスNo.95」を購入。
 No.95はなかなか書店や文具店に置いてないので、楽天ブックスで注文した。
 でもね、もうあまり書く予定はないの。歳だから、いや、定年後に再就職した身だから……
 欠かさず書いているのは、その日の昼に食べた弁当の名前ぐらい……

 歳といえば、妻が足腰を鍛えないとこの先筋肉不足になってしまう。だから鍛えよ!と、私に定期的な運動をするよう要請してきた。
 確かにおっしゃる通りではある。
 悔しいがつまずきやすくなったような気がする。

 そんなわけで、ジョイフルエーケー大麻店で「健康ステッパー ナイスデイ」という器具を買って来た。

20221023Niceday1


20221023Niceday2

 毎日夕食前に10分間の足踏みタイムを設けている。

  札幌8:36発江別行きご利用の方は11番ホームへお越しください
 買ったといえば、北海道時刻表の11月号を買った。
 というのも、10月16日に札幌駅の1番ホームが廃止となり、代わりに11番ホームが使われるようになって、江別⇔札幌の電車の発着番線も変わったので、一応は時刻表を買ったのだ。
 
202211Jikokuhyo1

202211Jikokuhyo2

202211Jikokuhyo3

20221018SapporoSTA

 なお、11番ホームはほとんどが学園都市線の列車の発着に使われる。

 そしてまた今日は、閉店となった「四季彩館」西店のかわりとして「北海道四季マルシェ」がオープンする。

20221024TrainAd

 では、11月にちなんだ曲、ではなくて、かといって11番ホームにかかわる曲、でもなくて、モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)のピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331(K6.300i)(1783)を。

 第3楽章のロンドが「トルコ行進曲(Turkischer Marsch)」として有名な作品である。

MozartSonata331Uchida

あなたの買い物の邪魔をするアカウント氏♪吉松/プレイアデス舞曲IV

  不正なのは、あ・な・た!
 JR西日本からメールが届いた。

20220322Spam

 『アカウントはチケットの購入を制限します』というタイトルが、そもそもモロに怪しい。怪しいどころか、なんだか腹立たしささえ感じる。
 『アカウント』に意思があるのか?それとも『アカウント』っていう名前の人がいるのか?

 しかも、1行目と2行目の文章が重複してる。

 で、制限したと言っておきながら、『アカウントにログインして制限を解除してください』って矛盾したことを平気で書いている(あくまで『制限』だからアクセスできるということなのかもしれないが)。

 そもそも、北海道在住の私に、なんでわざわざJR西日本からメールが来るのか?
 大阪に住んでいたときに会員になった?
 そんな記憶は178%ない。

 なお、本物のJR西日本は、このように注意を促している。

202203JR西

 吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953-  東京)の「西へ向かう舞曲」。
 「プレイアデス舞曲集IV(Pleiades Dances IV)」Op.50(1992)の第3曲である。

a69f5448.jpg

残念ながら家庭菜園で稲は栽培してないんです♪ドビュッシー/子供の領分

  あと1カ月で『転じる』はず
 前回は突然休んで申し訳なかった。

 まあ、休んだといっても「お休みです」って書いてアップしたんだから、厳密には休んではいないんだけど、そんなことは「だからなんだよ」ってことで、はいはい、ごめんなさい。日付を勘違いしていた。それが休んだ理由。

 さて、今日から2月である。
 この憎き大量の雪も、あと1カ月がまんしたら急速に減っていくに違いないと思うと、うれしくなる。
 だが、この1カ月の間にまた大量の雪が降るようなら……よそう、そんなことを考えるのは(昨日のの降雪量も天を仰ぎたくなるようなものだった)。

 庭にカーポートの屋根よりも高く積みあがった雪。
 庭っていうことは、この雪山の下にはバラたちがいるわけで、今シーズンの雪による被害がどの程度なのか気になるところだ。みんなそろって元気な姿を見せて欲しい。

 ところで先日、たまたま目にする機会があった某『専門紙』に、とても興味深い全面広告があった。

20220111NP_Ad

 なんかすごい……
 どんな虫も、どんなに病気も、一発で完治しそうだ。
 だって、『新たな殺虫殺菌の幕開け』なんですよ!
 「Dr. オリゼ リディア」っていう名前もかっこいい。
 残念なのは、バラとか樹木用ではなく、水稲用ってことだ。

 ドビュッシー(Claude-Achille Debussy 1862-1918 フランス)の「グラドゥス・アド・パルナッスム博士(Doctor Gradus ad Parnassum)」。
 6曲からなるピアノ曲「子供の領分(Chldren's corner)」(1906-08)の第1曲である。

 廃盤 ↓

SchumannBiretBox














 

二度目の薬変更。吉と出るか凶となるか……♪フォーレ/ドリー

20210625Medicine  値崩れするか?それとも……
 先週末に、2カ月に一度の、恒例の血液検査&診察を受けるために病院に行った。
 朝に採血し、午後に診察。
 中性脂肪の値は前回と変わらず高値安定。
 と、医師が「いまの薬では下がらないようだから、薬を替える」と宣言した。
 私としては、「いまさらながら……」って感じではあるが、院内では医師が絶対的立場にある。私は「がんこ寿司」の店員のように「よろこんでぇ~」と返事をした。心の中で。

 待合室に戻ったときに、私はふとむかしのことを思い出した。
 あれは2歳半のときだった……ではなく、2年ほど間にも一度中性脂肪を下げる薬を替えたが、その結果、副作用に襲われ、再びそれまでの(そしていまに至るまで飲んでいる)薬に戻したことを。

 このとき看護師が私のところにこの日の血液検査の結果の紙を渡しに来たので、「そういえば2年ほど前に薬を替えて筋肉痛で筋肉が痛くなったことがあったんですけど、今回替わる薬は筋肉が痛くなったときのものと同じなのでしょうか?」と不安におびえる子牛のような瞳で訴えた。

 「えっ、ちょっと待ってください」
 看護師は診察室へ戻り、そのあと私は再び診察室に呼ばれた。

20210625PL_Okonomi1 で、医師は過去の経緯を確認し、とりあえず様子見で20日分出すから飲んでみて。20日経ったらもう一度来て、と言った。
 「えーっ!20日後にまた来なきゃならないの?」なんて悪態をついたりせず、「かしこまりました」とかしこまってもいないのに答えた。

 このときに薬が私と相性が悪かったものかどうかは確認しなかったが、調剤薬局に行くと薬剤師からは「新しい薬」との説明があり、以前私を苦しめた薬(フェノフィブラート)とは違うということだった。
 こうして、ベザフィブラートからお試しで20日間パルモディアに切り替えることになったが、ネット情報では中性脂肪を下げる薬としては、パルモディアは副作用が起こる率は低いそうなので、このまま切り替えることになる予感がする。

20210625PL_Okonomi2 問題は果たして私の中性脂肪の値が改善されるかどうかだが、それに加えてこの薬には後発薬(ジェネリック)がなく、これまで飲んでいたベザフィブラートが1錠10.1円なのに対し、パルモディアは1錠34.1円もすることである。

 なお、この日の昼はセブンイレブンに「鶏めしご飯幕の内」弁当を買いに行ったのに売り切れ。
 久しぶりに「お好み幕の内」弁当にしたが、「鶏めしご飯幕の内」を知ってしまった私の舌には、なかなかお好みだったこの弁当のおかずのうち、磯辺揚げとコロッケの味にやさしさの欠如みたいなものをあらためて感じてしまった。

FaureDolly フォーレ(Gabriel Faure 1845-1924 フランス)の「優しさ(Tendresse)」。
 6曲からなるピアノ連弾曲「ドリー(Dolly)」Op.56(1894-97)の第5曲である。
 が、優しくないことに私が持っているこのCDは廃盤である。
 





意外と励みになるかも
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

このブログの浮き沈み状況
お暇ならメッセージでも

名前
メール
本文
読者登録
LINE読者登録QRコード
QRコード
QRコード
本日もようこそ!
ご来訪、まことにありがとうございます。

PVアクセスランキング にほんブログ村
サイト内検索
楽天市場(広告)
月別アーカイブ
タグクラウド
タグ絞り込み検索
ささやかなお願い
 当ブログの記事へのリンクはフリーです。 なお、当ブログの記事の一部を別のブログで引用する場合には出典元を記していただくようお願いいたします。 また、MUUSANの許可なく記事内のコンテンツ(写真・本文)を転載・複製することはかたくお断り申し上げます。

 © 2007 「読後充実度 84ppm のお話」
  • ライブドアブログ