つらい一人暮らしの日々
先月の29日の北海道新聞の「読者の声」に載った投稿。
読んでいて胸がつまりそうなほど、亡き妻へのあふれんばかりの愛が伝わってくる文章だ。
そしてまた、自分を責めずにこれからも元気で過ごしていただきたいと思う。
丸くなるな柱になれ
さて、今日から5月である。
例年だと野菜の苗を買わなければ、とか、まだ気温は上がってないけど植えつけちゃおうかとか悩み抜く時季なのだが、このところの低温続きでそういう気分にならない。まだ、ガーデニング熱が盛り上がらないのだ。でも、諸物価高騰の折り、今年は家庭菜園をやる人が増えるらしいので――情報源は不明で、不安を煽るガセネタかもしれないが――先週あたりから売られ始めた DCM の野菜苗が売り切れてしまったらどうしようという不安は抱えている。
家庭菜園については毎年同じように迷える子羊状態になってしまうのだが、一方で春は当たり前のごとく庭に到来している。コデマリは新緑に芽吹いているし、オオデマリはすでにつぼみを見せている。ゲウムもつぼみがオレンジ色を帯びてきている。
また、屋内で管理しているサボテンや多肉植物では、豊中で買った名前がわからないこのサボテンが姿が球形であることから脱却したがっているように、柱状化する様相を呈してきた。最初は日光不足による徒長かと思ったが、そうではないようだ。なんというか、大人になりたがっている感じ。
このサボテンの写真をスマホで撮って、グーグルレンズで検索したところ、どうやら「英冠丸」もしくは「英冠玉」という品種であることがわかった。その「英冠丸」をあらためてネット検索してみると
球形ではなくラグビーボール型から短い柱状の姿の写真がいくつもヒットした(トゲの色は個体差があるようだ)。
こうやって急に成長著しい様子を目にすると、そして品種名がはっきりすると、愛情も強く感じるようになってきている今日この頃の私である。
それにしても、Google レンズって便利だ。
これを使えば目にした花や雑草、害虫などを撮影して、その名前を(まあまあの確率で)特定することができる。図鑑で一生懸命調べる必要がなくなる。きっとヒトはバカになっていくに違いない。
同じように AI もニンゲンのおバカ化を進めるに違いない(でも逆に、真偽を見極める能力がニンゲンに問われるようになるだろうが)。
最近は AI に書かせているブログもあるらしいが、ブログって自分で書くからこそ意味があるし、充実感もあるんじゃないのかと思う。
もっとも、稼ぐためのブログなら AI まかせの方がはるかに効率的で効果的ってことなんだろう。
そういうブログって、でも、読んでておもしろいのだろうか?
えっ?私のブログもおもしろくない?
でも、AI は使ってないが、愛はこめて書いてるつもりなんだけど……
♪ 今日の一曲 ♪
ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven 1770-1827)の歌劇「フィデリオ,または夫婦の愛(Fidelio, oder Die eheliche Liebe)」(1804-05/第2版'05-06/第3版'14)。
ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven 1770-1827)の歌劇「フィデリオ,または夫婦の愛(Fidelio, oder Die eheliche Liebe)」(1804-05/第2版'05-06/第3版'14)。