読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

宗教音楽

下り坂が上り坂になったのは地盤沈下のせい?♪ベルリオーズ/涙の日

  まだ3年なのに、なぜまた水漏れが?
 江別に家を建てて住み続けて20年以上が経ったが、20年も経つと家にもいろいろ不都合が生じてくる。
 家というものは、新築であろうと、ハウスメーカーから引き渡しされた瞬間から劣化が始まるものなのだ。
 そんな中でもとりわけ排水の水漏れや雨漏りなんかが起こると、物理的にも精神的にもダメージは大きい。

 3年ほど前にキッチンの床下の排水管から水漏れが起こり、高圧洗浄してもらったことをこで報告した。高圧洗浄することによって水漏れは治まったが(詰まっていてオーバーフローしていたのだ)、このときシンクからつながる蛇腹のホースを差し込んでいる垂直に立ち上がっている排水管が下がっているということで、管を継ぎ足してくれた。
 そしてまた、10年くらい経ったら、また高圧洗浄をする必要が出てくるだろうとも言われた。逆に言えば、10年ほどは詰まりを心配しなくてもいいということだ。

 ところが、先日床下収納から物を取り出そうとしたときに、地面を覆うビニールに水がわずかにたまっていることに気づいた。
 ハウスメーカーのメンテナンス担当に来てもらい、シンクから勢いよく水を流してみると、水が漏れ落ちてきた。恐れていたことが再現されてしまったのだ。けど、再現されないで「また何かあったら連絡ください」と帰られるよりははるかにマシだったが。
 あふれている箇所はシンクからのホースを配管に差し込んでいるところ(前と同じ箇所)。この配管の周囲にはすき間があるので(写真ではよくわからないだろうが)、幸いあふれた水は床上に流れ出ず、隙間から真下の床下へ漏れたのだった。

20230923Haisui

  土の中で管が逆勾配に
 あらためて床下を確認すると、こんなにも管が下がっていることが確認できた。

20230924Haisui

 つまり白の矢印、↑と↓を示した分が下がっているのである。断熱用のウレタンが、隣の上水道管のように本来なら床の部分にくっついていなければならないが、それがこんなにも下がってしまっているのである(前回の水漏れのときからすでにこうなっていたのか、それともさらにひどくなったのかは不明)。

 ハウスメーカーの担当者は、丸で囲った部分がやや逆勾配になっているので、勢いよく排水を流すと流れきらないでオーバーフローするのだろうと見立てた。そこで、この部分の管の傾斜を直すことにした。

 ところがおよそ一週間後にハウスメーカーが手配してくれた水道の専門業者が来て状況を見ると、これだけ垂直の管が下がっているということは、地面の中でも管の傾斜(外の汚水桝に向って下り勾配となるよう造られている)が狂っているはずで、丸で囲った部分だけ直せばよいというような簡単なものではないという。

 そして、外の汚水桝のふたを開けてみると、そこには汚れの塊が管の出口をふさいでいた。高圧洗浄を行なったわずか3年後に、また詰まっていたのである。

 職人さんが床下に潜り、汚水桝につながるあたりの基礎の内側を掘ってみると、そこを見ただけでも排水管が汚水桝から家側に下り勾配になってしまっているのがわかった。これで流れが悪くなり、その結果、油や食べ物カスなどがスムーズに流れず滞留し、徐々に塊りとなって巨大化し、10年どころか3年で詰まってしまったのだった(前に高圧洗浄をしたときは、詰まりの解消を依頼しただけで、配管を点検・修理するかどうかまでの話はしなかった)。

 これを直さないままでおくわけにはいかない。高圧洗浄をして詰まりを取り除いても、またすぐに詰まるだろうから。

 ということで、外に向かって下り勾配となるよう新しい管をつけてもらうことにした。ただし、いまある地中の管を掘り出すのはたいへんだし、また地中に配管しても勾配が狂う恐れもある。
 職人さんは、新しい管を床裏面から吊る形で設置した。

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202310Haisui2

 さらにつまりの原因となっている汚水桝の汚れの塊りを高圧洗浄してもらい、工事は完了した。

 なんでウチだけがこんな目に遭うのか?と、素朴な疑問を口にしてみると、職人さん曰く、地盤沈下(や変動)による排水管の破損や勾配の狂いというのは決して珍しいことではなく、よくあることなのだそうだ(3年前に高圧洗浄をしに来た人も、特に江別のこのあたりは沈下は多いと言っていた)。
 また、家の設計段階で問題があったのではないかとハウスメーカーにクレームをつける人もいるそうだが、地盤の変化によるものは予測できないということだった。

  外の桝を総点検
 家の基礎を見ると地際で色が変わっているところがある。
 職人さんが教えてくれたのだが、これが地面が下がった跡だということだった。

20231014Kiso

 では、トイレや洗面所、浴室の配管はどうなのだろう?
 そこも流れなくなる、あるいは流れにくくなる恐れはある。
 ただし、キッチンのように油や食べ物のカスが多く流される場所と違い、キッチンほどは詰まる恐れは低いそうだ(前に高圧洗浄をしに来てくれた「道央衛生」の職人さんは、キッチン以外で高圧洗浄が必要になることはまずないと言っていた)。配管の破損や大きな逆勾配が起こらない限り、キッチンの排水管のように詰まって漏れることはないのかもしれない。

 気になって、おとといは家の周りのすべての汚水桝のふたを開けて中を調べてみた。
 幸い破損はなかったし、詰まりかけたり汚れがたまっていたりしているところもなかった。

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 それにしても、水漏れを目にすると、実に切なく悲しいやるせない気持ちになる。自分の目にも水、つまり涙があふれてくるような思いがする。
 もうそんな思いはしたくないものだ。

 そしてまた困ったことに、この事件が起こったあと、そこら辺を歩いていてもよその家の汚水桝や基礎についつい目が行ってしまうようになってしまった。

 ベルリオーズ(Louis Hector Berlioz 1803-69 フランス)の「レクイエム(Requiem)」Op.5,H.75(1837)から第6楽章「ラクリモサ(Lacrimosa.涙の日)」を。

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お買い物から戻ると……♪JSB/マタイ受難曲

20230525B4_b  目撃者がいたおかげ?
 大まかに書くが、妻が車に戻ると、まさかなことが起きていた。

 先月の末、妻がスーパーで買い物をしている間に、駐車場に停めてあった車を自転車にぶつけられた。
 スマホをいじりながら運転していたためのわき見運転らしく、スピードも出ていたのか、目撃した人によるとかなりの音がしたそうだ。

 そしてまた、自転車の場合は当て逃げされて被害者は泣き寝入りするケースも多いのだが、今回は目撃者もいたので当て逃げされることもなく(ぶつかったあと、目撃者と目が合ったそう)、『犯人』はそのあとに駆けつけた警察の現場検証に応じた。
 学生だったので、保護者の電話番号も教えてもらったが、その2時間後くらいに、その高校生の母親からも謝罪の電話が来た。
 被害は、テール&ストップランプに亀裂、バンパーに擦り傷、トランクに傷と凹み、である。

 保険に入っているということで-自転車保険なのか、自動車保険の特約なのかはわからないが-、保険で修理をすることができて、こちらも一安心した。当事者同士のやりとりだといろいろともめる可能性もあるだろうから(その場合は当方の自動車保険の特約の『弁護士費用特約』を使うという手段がある。もちろん私も自分の保険会社に連絡した)。

 ということで、修理を行なうが、持ち込んだ整備工場が現在ひじょうに混みあっているということで、実際の修理はまだ先になる予定だ。

 バッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750 ドイツ)の「マタイ受難曲(Matthaus-Passion)」BWV.244(1727以前)。

 廃盤 ↓

BachMatthausHerreweghe














いろいろ制度は複雑なようでして……♪WAM/雀のミサ

202101TeinenBook  いつもとは違う今年の2月
 今日から2月である。
 2月は私の誕生月である。
 ただ、今年の誕生月は私にとってひじょうに大きな意味を持つ。

 というのも、今月の誕生日で満60歳を迎える。
 60歳といえば大むかしなら少なからずの人がとっくに死んでいた歳である。

202101TeinennBook2 が、幸い大きな病気をすることもなく、また破廉恥なことで罰せられることもなく、今月末で私は定年を迎える(月末まで油断は禁物だが)。

 月内にはいまの会社(出向元)から、退職手続きや将来受給する年金についての説明を受けることになる。

 で、こんな本を読んでいるが、なんだか難しい。
 難しいというか、読めば読むほど疑問がわいてくる。
 わきすぎてきて、その疑問を解決しようという(説明のときに質問しようという)意欲自体が急速に減少している。
 困ったものだ。

 ただ間違いなく言えることは、(4年後から)いただける年金の額って悲しいくらい少ないものだってことだ。

6de2a55c.jpg モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)の「ミサ・ブレヴィス『雀のミサ』(Missa brevis 'Spatzenmesse')」K.220(K6.196b)(1775-76)を。
 《涙》でなく《ミサ》であるところが、突っ込み不足の私である。


 

The Hon'yaku 2021♪モンテヴェルディ/ヴェスプロ

  恭賀新年
 おはようございます!

 今年は年男&本厄である MUUSAN ですが、どうか冷たくせずに今年もよろしくお願いいたします。
 なお、妻は前厄であることを申し添えておきます。

2021EbetsuJinjya
 
 夫婦そろって厄介なことと隣り合わせになりかねない危険がある1年を、元気に楽しく日々過ごすためには、やはりお祓いしてもらうことがいちばんと思いつつある新春の朝です。

 でも、このご時世にお祓いに行くことが良いことなのかどうか……
 さらに夫婦2人で1万円は、相場どおりではあるものの、躊躇するに値するものです。

 しかし行く方向で検討しています。
 そして、行くなら夕方がいいようです。密的に。

 みなさんにおかれましても、今年が良い年でありますことをご祈念申し上げます。

MonteverdiVespro モンテヴェルディ(Claudio Monteverdi 1567-1643 イタリア)の「聖母マリアの夕べの祈り(Vespro della beata Vergine)」(1610刊)。


 
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