江別
廃止されるのは3便だけ
10月22日付けの北海道新聞の記事を見て、驚きのあまり朝食の雑煮のもちをのどに詰まらせそうになった人もいるだろう。それぐらい衝撃的だった。
12月1日のジェー・アール北海道バスのダイヤ改正で「ゆめみ野線」が廃止になると書かれていたからだ。
正月にはまだ早いので、朝から雑煮を食べている住民がおそらく皆無だったのが不幸中の幸いだったと言えるだろう。もちろん、私も雑煮は食べていなかった。前日の夕食で残ったご飯でお粥を作って食べていた。熱いことさえ気をつければ、のどに詰まることはないメニューだ。
廃止の理由は運転手不足だという。利用客が少ないことへの報復措置でなかったことが何よりである。
しかも、廃止されるのは 上江別公園→新札幌の路線(朝に3便だけ運行)であり、上江別公園→江別駅前は残るようだ。おそらくは上江別公園→市立病院前→上江別公園の循環便も残るのではないか?
いずれにしても、詳しい発表が待たれる。
ところで「ゆめみ野線」の「ゆめみ野南町」バス停(住所としては上江別南町になると思う)の近くに、ホワイト急便がある。クリーニング店だ。横の壁には『せん♡たくやくん』というキャラと文字が描かれている。
これを見て、私と同じの世代なら往年の名作とされる裏ビデオの「洗濯屋ケンちゃん」を想起しない人はいないのではなかろうか?
私も自分でVHS のビデオデッキを2台買ったとき、誰から借りたかまったく記憶にないが、孫の孫のそのまた孫の孫のさらなる孫の孫くらいにわたってダビングが繰り返されていた「洗濯屋ケンちゃん」のテープを手にした。映像が乱れ何が写っているのかさえよくわからなくなっているこのテープを、さらにダビングして自分の所有物とし、そのますますもって砂の嵐のようになった画面を、それでもワクワクドキドキしながら観たものだ。
だが、観たというそのことだけの記憶はあるが、恐ろしく画像が悪いこともあって、ケンちゃんがどんな人で、どんな女優がどんな『パフォーマンス』をしていたのか、さっぱり覚えていない。
ストーリー?それは最初からどうでもよかった。
※ 11月4日、追加掲載 ↓
お孫ちゃんが喜んでくれて爺やもうれしい
3月の末に、札幌駅で試運転中の737系電車を見かけたと書いたが、4月の第2週の某日の夕方に、お孫ちゃん(兄)と江別駅近くで特急「カムイ」が通過するのを見に行ったら、この737系がやってきた。
札幌駅を16:50ころに出発するこの試運転車は、ノンストップで江別までやって来るのだ。
そして、札幌17:00発の旭川行き「カムイ31号」に追い抜かせるために、2番線でしばしの停車。
17:15ころに「カムイ31号」が3番線を通過。さらにはほぼ同じくして札幌行きの「カムイ32号」も通過。そのあとに高らかに警笛を鳴らして737系試運転車が発車。これにはお孫ちゃんもご満悦。この爺さんもご満足であった。
血液も人も流れが大事
JRといえば、札幌駅の2番線のいちばん西側の階段は新幹線工事のために幅が半分になり、下る人の混みあい方(渋滞)がひどかったが、4月の中旬に元の広さに戻った。よかった、よかった(ただしホームの幅は狭い箇所の方が多い)。
その新幹線工事だが、4月の頭に、たまたま2番線の西側のフェンスが外れて、現在の様子を見ることができた。
だから何?って言われると、私としては困るが……
ダイヤ改正で多くの特急列車が全席座席指定なったが、どうも評判は良くないようだ。
マスコミの伝えるところによると-だから鵜呑みにもできないが-かえって客離れが起きているような雰囲気すら感じる。
こんなキャンペーンをやるくらいだから、JRは「まじでやばくね?」と思っているのかも……
はっきりと「減らします」「廃止します」と書いてほしい
先日江別駅で、来月からの全車指定席となる特急(北斗、すずらん、おおぞら、とかち)の『ご利用ガイド』というパンフレットをもらった(って、置いてあるのを勝手に持ってきたんだけど)。
で、このヘンテコなキャラクターを見ていただきたい。
なぜ、こういうキャラなんだろう?特急と何か関連性があるのか?指定席と何か縁があるのか?
あなたは、このキャラの名前をご存じだろうか?ご存知でないとしたら、想像がつくだろうか?
えっ?すずらん姫に北斗王子?それにおおぞら王?
まだその方がいいな……
正解はこちら。
トホホである。見た瞬間、座るどころか腰が砕けそうになった。
あくまで、私個人の感覚から思うことではあるが、このキャラクターを採用することを決めた人たちのセンスが、私には正直理解できない。いや、そもそもこういうキャラクターが要るのだろうか?
王様や王子、姫が公共交通である特急列車に乗ること自体があり得ない。って、真剣に突っ込むようなことじゃないんだけど。
あの『正義』の広告も意味が理解できなかったが(正義だ=絶対的に正しい、という意味で使っているのだろうが、広告で使うには一般的な言葉ではないと思う)、JR ってもっとセンスが良いと思っていたのに、なんだか国とか自治体の広告・広報にありがちなものっぽい。
この下のページのイラストだって、ふつうのお客さん(例えばこのような)を絵を載せればいいと思うのだが……
それにしても、↑ が『全車指定席になるメリット』とは、なんだか苦しいなぁ。
全席指定にしたことによる矛盾が起きないように、「すずらん」の東室蘭⇔室蘭間も特急運転になるし。
まあ、もう私は出張もほとんどなくなったし、プライベートで乗る機会もそうそうないだろうからいいんだけど(前にも書いたように、どっちにしろ特急を利用するときは以前から指定席をとるようにしていたし)、それよりなにより、日中とはいえ札幌⇔江別の普通列車の本数が減るのが『イヤな感じ』である(これは上のパンフレット番号EE0511-026とは別の、パンフレット番号EE0511-027)。
『運転本数を見直します』ではなくて、はっきりと『運転本数を減らします』って見出しに書かないところがいやらしい。そういやあ、かつては「いしかりライナー」なる快速も走っていたのになぁ……
リムスキー=コルサコフ(NIkolai Rimsky-Korsakov 1844-1908 ロシア)の交響組曲「シェエラザード(Scheherazade)」Op.35(1888)から第3楽章「王子と王女(The young prince and the young princess)」。
たまってしまって、がまんできなくなったんです
こちら本館の、今年2回目の更新。ということは、1月ももう半ば。早い。あと2カ月もがまんしたらもう春ではないか!それを楽しみに、過酷な冬の日々を前向きな気持ちで過ごしたいものだ。
したけりゃおいで、のように気楽に、たまったらかきな、だ。いや、だから雪を。
とはいえ、このあいだの日曜日の朝はけっこうな雪が積もっていて、もうこうなったらついでだからと、今シーズン初の物置とカーポートの雪下ろしまでしてしまった。ついでとは書いたものの、気楽ではなく、それなりに切羽詰まってという状況だった。
物置の屋根に上ると、屋根が破損(ひび割れ)する危険があるので-薄い鉄板だから弱いのだ。いまの物置に替える前の物置は、私が屋根に上って横にあるプルーンの木の剪定をしたせいで、屋根板に亀裂が入ってしまった-横に脚立を立ててそこから横に雪を落とした。
カーポートは脚立(梯子モード)で屋根に上るときと下りるときにはかなり緊張するし、恐怖を感じる。以前、それは上に書いた物置でのことだったが、脚立(梯子)ごと倒れ、落下したことがあるからだ。
2台分のカーポートの雪下ろしはかなりシンドイ。それでも今回は70cmほどの積雪という、早めの雪下ろし決行だったので、まだ少し楽だった。ウチのカーポートは積雪が150cmまで大丈夫という製品だが、そんなぎりぎりまで放っておいたら、下ろすのが大変になるし-そんなに雪が積もった屋根に這い上がるのすら難しい-、新たに急に大量の雪が降ったら倒壊の恐れもある。
カーポートから下ろした雪は、そのまま My Rose Garden(直訳すると『私のバラ園』)に積んだままにした。というのも、これだけの作業(この日は除雪車が入らなかったので-明け方に急に大量に降ったようなので-、雪かき、雪運び、物置の屋根の雪下ろし、カーポートの屋根の雪下ろしで体力も精神力もゼロになったからだ。腰も痛くなってきたし、足の先も冷たい。腹も減ってきた。とても、さらにこれを運ぶなんてことはできない。そもそも貴重な日曜の朝8時から12時までこの作業をしているのだ。なんのための休日かわかったもんじゃない(体力づくりのための休日という位置づけにすることは可能だが)。
(1月16日午後・追記)その後16日までの間に、ずいぶんと雪が降った。「今年は雪が少ない」と心の中で喜んでいたのが愚かしいほど積もった。でも、その前に雪下ろしを一度終えておいたのは、先見の明があったと言えよう。
外国人限定?100円クーポンもらえます
話は変わるが、先日、通勤電車内で目にした中吊り広告。
この「Welcome to Hokkaido」という外国人向けのショッピング誘導広告は、これまでのコロナ禍のときも掲出されていたが、今回のが依然と違うのは、「ESTA」の名前が消えたこと。そりゃ閉館したから当たり前だけど、JRのショッピングセンターが(JR TOWER APIA と STELLAR PLACE の2つになってしまったんだなぁと、あらためてさびしく思った(この中吊り広告にかつて PASEO も載っていたことがあるかどうかは未確認)。
先日紀伊國屋書店の横を通ったら、駅西側の工事現場には新幹線の高架の橋脚らしきものが出来上がっていた。
在来線の高架からは鉄筋が飛び出しまくり。これって、DAISO とか カメラのキタムラとかが入っていた「サツエキ Bridge」の建物に食い込んでいたものなのだろうか?
かつての商業施設の『橋』は、新幹線の『橋』になるわけね。うんうん。
ワーグナー(Richard Wagner 1813-83 ドイツ)の楽劇「ラインの黄金(Das Rheingold)」から「虹のかけ橋…ワルハラへの神々の入城(Einzug der Gotter in Walhall)」を。
私が持っているのは、リプリント盤。むかしは、ドラッグストアとか書店の店先に置いたワゴンで売ってたよなぁ。定価は2,000と書いてあるのに、1,000円で売ってた。なんふだったんだろう、あれって。
暖簾が出ていた
こちらの記事で、江別のゆめみ野南町にラーメン店がオープンしたことを取り上げた。
しかし、そのときは店の入り口には暖簾 がかかっていなかった。でも、なかには食事をしている人がいた。あのときはプレオープンだったのだろうか?いや、12月1日開店というから、そうではないだろう。じゃあ、なぜ暖簾が出ていなかったのか?どうでもいーことではあるが、気にならないといえば嘘になる。
で、もう一度仕事帰りにわざわざそちらの方を回って確かめに行った。
確かめに行った甲斐があった。ちゃんと暖簾がかかっていることを確認できたからだ。
すみれ色の暖簾だ。
そしてまた、定休日は月曜日で、営業時間は10:30~15:00、17:00~20:00であることも確認できた(この情報は12月8日付の「えべナビ!」にも書かれているが……)。
駅前が明るくなっていた
12月8日といえば、江別駅前のイルミネーションがこの日から点灯された。
先日、仕事帰りに江別駅に降り立った時に、駅舎から外に出ると、まあ、なんて明かるいのでしょう。江別の駅前には何にもなくてふだんは暗いけど、イルミネーションが灯っているととても華やかだ。
自販機が消えた
今日は16日である。
ということは、すでに撤去されてなくなっているはずだ。
札幌駅2番ホームの自動販売機である。
新幹線工事のせいで、札幌駅はどんどん不便になる。
昨日は、新型コロナウイルスのワクチンを接種してきた。
これで最後になるに違いないが、2021年の夏から2年余りの間に7回もこのセレモニーに招待され、律義に皆勤したとはなんだか信じられない思いだ(1回目のときは、副反応が起きないかかなり心配していたことが、この記事を読むとわかる)。
そうそう、ワクチン接種は午後からだったのだが、12:30ころに「しょう」の前を通ったら、店の前には車が6台くらいとまっていた(駐車スペースもその台数分くらいしかない。つまり満杯)。出足好調のようだ。
細川俊夫(Hosokawa,Toshio 1955- 広島)の弦楽オーケストラのための「セレモニアル・ダンス(Ceremonial Dance)」(2000)を。
センスが良い歓迎広告
私は11月24日の朝に気づいたのだが、江別駅の3番ホームに、こんな広告が掲示された。
おそらくは前日か前々日に取り付けられたんだと思う。
江別市とJR北海道のコラボ。これもいいけど、これまたとっても良い広告だと思う。
走り出すとどこからか変な音が
ところで、この日の夕方あたりから雪が降り始め、翌日の25日は吹雪の荒れた天気で、雪もたくさん降り、雪かきに追われることになった。
妻は24日の夕方に、雪と雨が混じるベチャベチャ路面を車で走行し帰宅。25日の土曜日は車は動かさなかった。
26日の日曜日に車で江別蔦屋書店に行こうとしたら、車のどこからかガタガタともゴトゴトともビリビリとも聞こえる変な音がする。それは走り出すときに特に大きくなる。
私には車体の下から聞こえるような気がするし、妻は後部から聞こえるような気がするという。
音を気にしつつも蔦屋書店へ。
駐車場で車の周りを見たり、下部を覗いてみたが、特に変わったところはなかった。
駐車場で車の周りを見たり、下部を覗いてみたが、特に変わったところはなかった。
蔦屋の「食の棟」で昼食。妻は、期間限定出店の「薬膳ビビンバと春巻きのお店 to・te・ku」のビビンバ。私は異音が気になって食欲が低下したので(なんてストレスに弱い人間なのだろう)、飯田製麺のかけうどん(500円)にした。
食欲が低下していたものの、おいしく完食した。妻が食べたビビンバもとてもおいしいと言っていた。
帰りに江別協同自動車の事務所の電気がついていたので寄ってみると、この日は日曜日ながら営業中(日曜日は第1、第2日曜日が休みとのこと)。異音を調べてもらったら車体下部に氷が付着していて(あるいはどこかにはさまっていて)、それが音の原因だということがわかった(どのような状態だったか詳しいことはわからない)。金曜日のシャーベット状の雪が車体下部の駆動系統に付着し、それが翌日の悪天候で凍りついてしまったのだろう。
取り除いてもらったあとはまったく変な音がしなくなった。親切丁寧に対応してくれた江別協同自動車の方々に感謝である。
突然黙りこくり、370を発し続けるように
こうして安心したのもつかの間、夕方に突然給湯ボイラーが使えなくなった。
まさに突然。前触れもなく、意表を突きすぎた沈黙だった。気づいたら数字が点滅していたのだ。
表示されているエラーコード370は取扱説明書にも載っていない。ネットで調べると、吸排気口が何かで塞がれているか、そうでなかったら燃焼系のけっこう致命的な故障のようだ。運転スイッチを「切」にしても、この点滅は消えずに続いたまま。
この給湯ボイラーを購入、設置してもらった会社「IG」(仮名)の24時間対応のフリーダイヤルに電話をする。
「吸排気口に何か詰まっていませんか?」と聞かれたので、「調べましたが異常はないです」と答える。
「370は吸排気口に何か詰まっているか、燃焼系にトラブルが発生したときに出るエラーです。いまは何もできませんので、明日に係の者を向かわせます」
なんかなぁ……。見に来てくれないんだ。24時間電話相談窓口ってことなのかな(この給湯ボイラー、買った当初にもトラブルがあった)。
翌日の月曜日の昼前に「IG」の人が来たが(妻が対応)、吸排気口を見て「異常ないですね」と言い、灯油のホースをいったんはずして「灯油も通常通り来てますね」と言って、「では、ノーリツに点検に来るよう言っておきます」という、こっちにしてみれば「はぁっ?」という対応(まだそんな悠長に構えた状況なの?)。
さすがに妻も「いますぐにノーリツに連絡してください」と言い、その場で連絡してもらった。
これじゃ最初から自分でノーリツのコンタクトセンターに電話した方がよかったかもしれない。半日遅れたことになるのだから。
そのあとノーリツのコンタクトセンターから電話が来て、修理はこの日は無理だが翌日の火曜日の夜なら調整がつくと言われた。
火曜日の朝。鍋にお湯を沸かし、洗面器に入れた冷たい水にそれを入れてぬるま湯にし、髪を洗った。
洗いながら「どうか今日のうちに直りますように」と心から祈った。
ノーリツの修理受託店の人がやって来て状況を確認。持ってきている部品の交換で直るという(バーナーの交換)。
助かった!
コンタクトセンターの人の話では、最悪、部品交換では直らない可能性もあると言われたというので、ボイラーそのものの交換となったらどうしようと思っていたのだ(費用もさることながら、お湯が使えない日がさらに長く続くことになる)。
助かった!
コンタクトセンターの人の話では、最悪、部品交換では直らない可能性もあると言われたというので、ボイラーそのものの交換となったらどうしようと思っていたのだ(費用もさることながら、お湯が使えない日がさらに長く続くことになる)。
1時間半ほどの作業。蛇口からお湯が出てくる日常がわが家に戻った。いやぁ、直してくださり、ほんとうにありがとうございます。
この当たり前が、実は当たり前ではないということを、幸い2日間で済んだものの、思い知った。
給湯でこれだけ不自由な思いをしたわけだが、今の季節、これが暖房ボイラーの故障なら命にかかわる。
今回の給湯ボイラーの故障については、もちろん「IG」には何の非もない。しかし、現在使っている暖房ボイラーも、給湯ボイラーの交換のタイミングに合わせて「IG」に一緒に交換してもらった。そして、その暖房ボイラーは、設置時にきちんと調整していなかったことが原因で一度故障している。
それを思い出して、なんだか不安が増してきた。そしてまた、一行上のリンク記事にあるように、そのときの「IG」の初期行動、対応も今回とほぼ同じようなものだった(初期も後期も何も、メーカーに連絡したあとはそれっきりだが)。何にも変わってないのね……
まだ3年なのに、なぜまた水漏れが?
江別に家を建てて住み続けて20年以上が経ったが、20年も経つと家にもいろいろ不都合が生じてくる。
家というものは、新築であろうと、ハウスメーカーから引き渡しされた瞬間から劣化が始まるものなのだ。
そんな中でもとりわけ排水の水漏れや雨漏りなんかが起こると、物理的にも精神的にもダメージは大きい。
3年ほど前にキッチンの床下の排水管から水漏れが起こり、高圧洗浄してもらったことをここで報告した。高圧洗浄することによって水漏れは治まったが(詰まっていてオーバーフローしていたのだ)、このときシンクからつながる蛇腹のホースを差し込んでいる垂直に立ち上がっている排水管が下がっているということで、管を継ぎ足してくれた。
そしてまた、10年くらい経ったら、また高圧洗浄をする必要が出てくるだろうとも言われた。逆に言えば、10年ほどは詰まりを心配しなくてもいいということだ。
ところが、先日床下収納から物を取り出そうとしたときに、地面を覆うビニールに水がわずかにたまっていることに気づいた。
ハウスメーカーのメンテナンス担当に来てもらい、シンクから勢いよく水を流してみると、水が漏れ落ちてきた。恐れていたことが再現されてしまったのだ。けど、再現されないで「また何かあったら連絡ください」と帰られるよりははるかにマシだったが。
あふれている箇所はシンクからのホースを配管に差し込んでいるところ(前と同じ箇所)。この配管の周囲にはすき間があるので(写真ではよくわからないだろうが)、幸いあふれた水は床上に流れ出ず、隙間から真下の床下へ漏れたのだった。
土の中で管が逆勾配に
あらためて床下を確認すると、こんなにも管が下がっていることが確認できた。
つまり白の矢印、↑と↓を示した分が下がっているのである。断熱用のウレタンが、隣の上水道管のように本来なら床の部分にくっついていなければならないが、それがこんなにも下がってしまっているのである(前回の水漏れのときからすでにこうなっていたのか、それともさらにひどくなったのかは不明)。
ハウスメーカーの担当者は、丸で囲った部分がやや逆勾配になっているので、勢いよく排水を流すと流れきらないでオーバーフローするのだろうと見立てた。そこで、この部分の管の傾斜を直すことにした。
ところがおよそ一週間後にハウスメーカーが手配してくれた水道の専門業者が来て状況を見ると、これだけ垂直の管が下がっているということは、地面の中でも管の傾斜(外の汚水桝に向って下り勾配となるよう造られている)が狂っているはずで、丸で囲った部分だけ直せばよいというような簡単なものではないという。
そして、外の汚水桝のふたを開けてみると、そこには汚れの塊が管の出口をふさいでいた。高圧洗浄を行なったわずか3年後に、また詰まっていたのである。
職人さんが床下に潜り、汚水桝につながるあたりの基礎の内側を掘ってみると、そこを見ただけでも排水管が汚水桝から家側に下り勾配になってしまっているのがわかった。これで流れが悪くなり、その結果、油や食べ物カスなどがスムーズに流れず滞留し、徐々に塊りとなって巨大化し、10年どころか3年で詰まってしまったのだった(前に高圧洗浄をしたときは、詰まりの解消を依頼しただけで、配管を点検・修理するかどうかまでの話はしなかった)。
これを直さないままでおくわけにはいかない。高圧洗浄をして詰まりを取り除いても、またすぐに詰まるだろうから。
ということで、外に向かって下り勾配となるよう新しい管をつけてもらうことにした。ただし、いまある地中の管を掘り出すのはたいへんだし、また地中に配管しても勾配が狂う恐れもある。
職人さんは、新しい管を床裏面から吊る形で設置した。
さらにつまりの原因となっている汚水桝の汚れの塊りを高圧洗浄してもらい、工事は完了した。
なんでウチだけがこんな目に遭うのか?と、素朴な疑問を口にしてみると、職人さん曰く、地盤沈下(や変動)による排水管の破損や勾配の狂いというのは決して珍しいことではなく、よくあることなのだそうだ(3年前に高圧洗浄をしに来た人も、特に江別のこのあたりは沈下は多いと言っていた)。
また、家の設計段階で問題があったのではないかとハウスメーカーにクレームをつける人もいるそうだが、地盤の変化によるものは予測できないということだった。
外の桝を総点検
家の基礎を見ると地際で色が変わっているところがある。
職人さんが教えてくれたのだが、これが地面が下がった跡だということだった。
では、トイレや洗面所、浴室の配管はどうなのだろう?
そこも流れなくなる、あるいは流れにくくなる恐れはある。
ただし、キッチンのように油や食べ物のカスが多く流される場所と違い、キッチンほどは詰まる恐れは低いそうだ(前に高圧洗浄をしに来てくれた「道央衛生」の職人さんは、キッチン以外で高圧洗浄が必要になることはまずないと言っていた)。配管の破損や大きな逆勾配が起こらない限り、キッチンの排水管のように詰まって漏れることはないのかもしれない。
気になって、おとといは家の周りのすべての汚水桝のふたを開けて中を調べてみた。
幸い破損はなかったし、詰まりかけたり汚れがたまっていたりしているところもなかった。
それにしても、水漏れを目にすると、実に切なく悲しいやるせない気持ちになる。自分の目にも水、つまり涙があふれてくるような思いがする。
もうそんな思いはしたくないものだ。
そしてまた困ったことに、この事件が起こったあと、そこら辺を歩いていてもよその家の汚水桝や基礎についつい目が行ってしまうようになってしまった。
ベルリオーズ(Louis Hector Berlioz 1803-69 フランス)の「レクイエム(Requiem)」Op.5,H.75(1837)から第6楽章「ラクリモサ(Lacrimosa.涙の日)」を。
梁ではなく『桁』だった
何回かにわたってレポートした、江別駅3番ホーム下の鉄筋の塗装。
もう塗装工事が終わったのかと思っていたが、先日4番ホームに向かう通路(跨線橋の階段横)に、こんな看板が立っているのを目にした。
このところ4番ホームを使うことがなかったので、全然気づかなかったが、いつから立っていたのだろう。
そして、あのグレーに塗られた『鉄筋』のことを「乗降場桁」ということを初めて知った。
なお、施工者は「おおにしひろゆき」という個人ではないことは言うまでもない。また、0166という市外局番は旭川や上川郡の一部のもの。遠くから深夜にご苦労さんです。
工事の期間は10月27日までとなっている。これからどのように変化していくのか観察を続けていくことにしよう……と思っていたのだが、26日の朝に見てみると、この看板は撤去されていた。ワケが分からなくて顔にペンキを塗られたような気分になった。
いよいよ本日閉鎖
さて、今度は札幌駅の話。
今日の夜の最終バスが発車したあと、札幌駅バスターミナルが閉鎖される。
これがいままでのバス乗り場。
それが、明日からはこのようになる。
なかなか混乱しそうである。
夕鉄バスには新たな経由地を走る路線誕生
バスといえば、夕鉄バスが栗山や夕張に行く路線を廃止することで、江別の早苗別通にあるバス停もすべて撤去されるかと思いきや、撤去するという貼り紙がないバス停もあって、私は大いに悩んだことを報告した。
その謎が、先日解けた。
早苗別通を南大通まで走り、南大通大橋を通って南幌東町に行く新たな路線が誕生するのだ(南大通大橋、あけぼの団地経由の南幌東町行き)。
写真は上江別郵便局前のバス停。
この写真を撮ったのは26日で、この時点で夕鉄バスのホームページにはまだ新たに設けられる路線図も、新たな時刻表も載っていなかったので詳しいことはわからないが、とにかく新ルートができるということだ。
ところで、以上の話とは直接関係ないが、ヨドバシが札幌西武跡地に建設を予定している複合ビル。
ここもまた建設費高騰のため、当初計画から4階分低くなるそうだ(記事は北海道新聞9月13日付け朝刊)。
スメタナ(Bedrich Smetana 1824-)の交響詩「高い城(ヴィシェフラド。Vysehrad)」(1972-74)。
6曲で構成される連作交響詩「わが祖国(Ma vlast)」の第1曲。
閉まったが、そのあとの建設に難題が
もう ESTA のシャッターが開くことはないが、エスタのあとに建つ再開発ビルも事業費の高騰で、当初計画を見直さざるを得ない状況のようだ(8月29日付け北海道新聞)。
いったいどうなることやら……
ここに書いたように、私が ESTA で最後に弁当を買ったのは、ラスト6日のとき。
週が明けて、今週の月曜日はここに書いたように、オディール・ホッキーさんのところを訪問。そのあとにお誘いを受けていた昼食をありがたくいただいた。
オディールさんが所属している部署と私が担当している業務では直接仕事の取引関係にはないが、オディールさんが勤める会社(A社)と私が勤める会社(B社)との間、つまり会社同士では、けっこう大きな取引がある。
そんなわけで、最近の業界情勢などの話をしたあと、ビジネスランチにお誘いしてくれたのである。
暑さで弱った体力を回復させましょうという配慮
店は宮川本店。オディールさんの「夏バテしないようにがんばりましょう」といううれしい配慮だ。
しばらくぶりに行ったのだが、大きな変化が起こっていた。
というのは、うな重が以前は松→竹→梅の順にランクアップする順位付けだったが、今では梅がいちばん安い位置づけとなり、次いで雪→花という順になっていたのだ。
ただし、以前は「松」を頼んだらお重のふたには松の葉の絵が描かれ、「竹」を頼んだら竹の絵が描かれていたが、どうやらそこまでは切り替えていないようだ。というのも、オディールさんが頼んでくれたのは「梅」ではなかったが、運ばれてきたうな重のふたには「梅」が描かれていたし、ショーウィンドのサンプルのお重も、いまはメニューにはない松の葉が描かれている。
といっても、私には全ランクのお重のふたを確認できるわけではないので、あくまで推測だ。
うな重というのは、前もってわかっていて食べようが、突然食べようが、なぜこんなにおいしいのだろう。
もちろん、外食だからといってこの日はおなかを壊すこともなく(何のストレスもない環境だからだ)、じっくり味わい、しっかりと血や肉とさせてもらった。
オディールさんと別れたあと、私はビックカメラの家電売り場へ。
実は先週末、冷蔵庫を買い替えたので同じ機種がビックカメラではいくらなのだろうと、なんだかいやらしい行為ではあるが、確かめに行ったのだ(わが家で買ったものは江別のケーズデンキでかなり値引きしてもらえた)。
でも、冷蔵庫は1台もなかった。
フロアはこんなありさまだった。
まあ、移転先の売り場をつくらなきゃいけないからしょうがないことだが、こういう光景を目にできるのも貴重といえば貴重。
何も知らずにやって来た(と思われる)、外国人旅行者が茫然としていた(と見受けられた)。英語がペラペラなら、「ヨドバシに行くと豊富な品ぞろえですよ」と教えてあげるところだが、私がペラペラなのは人情であるのが残念なところだ。
そして、この日が私がエスタに足を踏み入れた最後の日となった。
45年間、お世話になりました。ありがとうございました。
デュファイ(Guillaume Dufay 1400頃-74 フランドル)の3声のロンドー「美しい人よ 情をかけてほしい(Belle, vueillies vostre mercy donner)」。
新館入口(2014.6.22~)
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